京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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児童生徒会による能登半島地震支援募金活動へのたくさんのご協力、ありがとうございました!

素晴らしかった文化祭ありがとう

 10月15日に京都大原学院としての2回目の文化祭が行われました。1年生から9年生すべての学年で劇の発表がありました。ひとつの劇を完成するためには,一人一人が学級の一員として,その劇の役割と責任を十分に果たさなければ観客を魅了する素晴らしい劇にはなりません。一人一人が主人公です。人前に立つことは誰でも緊張するものです。この緊張感が経験となって自信に繋がっていくのだと思います。どの学年の劇もテーマ性があり,道徳的に人としてより良い生き方を考えさせてくれる素晴らしい内容でした。
 また,全校合唱では全児童生徒が舞台上に集い2曲の合唱をしました。年齢差による声質や声量の違いを乗り越えてのハーモニーは全員が家族のような大原学院でなければできない取組だと思います。
 そして,会場全体が温かい雰囲気で,素晴らしい演技や出し物が出来たと思います。特に最高学年の9年生は,文化祭を楽しく盛り上げようと幕間の工夫。有志発表では,下級生を気遣いながら活躍してくれました。これが大原学院の良き伝統になっていくのだと思います。
 最後に,9年生の劇の脚本は生徒自らが書き下ろしたものです。「友情」をテーマに主人公が進路選択で苦悩する姿を通して,友情について深く考える時間になりました。7年生・8年生の脚本も,ベースになる話を基に創作されたものです。このように,生徒自らの創作活動が行われる伝統があることを誇りに思います。

部活動と宿泊学習から学ぶこと

 この夏休みで一番大きな出来事は,男子ソフトテニス部が夏季大会において市内大会準優勝・府下大会第3位になったことです。京都大原学院の歴史に残る大変素晴らしい成績でした。これは日々の練習における,一人一人の努力とチームとしての励まし合いや切磋琢磨の結果だと思います。これを一つの伝統として後輩の皆さんはお手本として引き継いで欲しいと思います。ここで,部活動で最も大切なことは「継続は力なり」とあるように続けることだと思います。体力的・技術的にしんどくなったり,人間関係がうまくいかなくなったりと,試練や困難は誰にでも必ずあります。その時,それを乗り越える体力・精神力・人間力(人間関係を豊かにする力)を磨き,くじけずやり切ることが大切です。続けることは自分の自信にも繋がり人を逞しくさせます。
 次に,7月に5年生の長期宿泊学習,8月に7・8年生の若狭自然の家宿泊学習がありました。この宿泊行事に参加して,大原の子どもたちは一つの家族のように大変仲が良く素直であると,あらためて実感しました。この宿泊行事を通して,多くの体験と仲間とのふれあい,また地域の方々やスタッフに大変お世話になりました。「百聞は一見に如かず」のことわざ通り,体験による学習が一番知識や経験を広げ自分のものになりやすいと思います。京都大原学院では,このような視点に立ち「豊かな体験」を他の学校より多く取り入れ,いろいろな力を磨いて欲しいと願っています。

学習規律について(学習の基本的なしつけ)

 数年前からよく耳にするスローガンに「早寝・早起き・朝ごはん」があります。これは基本的な生活習慣のしつけとして提唱されています。この当たり前のようなことが,なぜ今日強調されるのか。これは,今の子どもの実態を考えると仕方が無いことかもしれません。大原の子どもたちは,どうでしょうか? 隔離した社会でいるわけではありませんので,少なからず影響を受けていることでしょう。この基本的な生活習慣の確立は,学力面や健康面を下支えする要素でもあります。これらがよく守られている子どもたちは,学習成績が良いという相関関係が調査結果からも出ています。
ここで,生活習慣のしつけという基本にもどるならば,学習習慣のしつけについても同様だと思います。最近は特に,学習規範の確立が叫ばれています。それは「先生の話をよく聞く」「忘れ物をしない」「授業中,人の邪魔をしない」等です。これは学年が進行しても,まったく同じことです。そして,さらに要求したいことは「授業は積極的に参加する。」「授業には我慢することも大切」「提出物の期限を守る」等が挙げられます。また,これに家庭学習の習慣化ということも加わってきます。今,この家庭学習の減少が課題であると声高に言われています。
 大原の子どもたちが,集団の規律や学習の規律が今以上に守れ,それが自律的であれば,さらに素晴らしいことだと思います。

みんなは一人のために 一人はみんなのために

 大原の里は,田植えも終わり初夏を思わせる季節となってきました。本校の教育農園でも中期ブロックが地域の方の協力を得て,もち米の稲を植えました。そして,後期ブロックはサツマイモと夏野菜の植え付けの準備をしました。今は「運動会」の練習に全員で頑張っています。今年はブロック毎の種目を増やすなどの工夫を行っています。6月5日(土)には多くの保護者・地域の方々の参観をお待ちしています。
 ここで,5月17日(月)の全校集会で子どもたちに話したことを紹介します。「ウサギと亀」の寓話は,人生の多くの教訓を与えてくれています。亀の視点で考えると,のろまでもコツコツと地道に努力することの尊さや継続の力を教えてくれています。また,ウサギの視点で考えると,いくら才能に恵まれていても,自惚れや油断は大敵であると戒めとして教えてくれています。では,ここで亀が寝ているウサギを追い越して,傍を横切る時のことを考えましょう。亀は,どんな気持ちでウサギを追い越して行くのでしょう。勝ったという優越感なのでしょうか,怠け者に対する軽蔑感なのでしょうか。このような感情は,何か利己的な思いがしてなりません。亀は,寝ているウサギを起こし注意をするという行為が必要ではないでしょうか。自分さえよければという気持ちではなく,自分の周りの人も含めたみんながよくなるという考えが必要であると思います。これを学校生活に置き換えてみましょう。学級の友人が,授業中に寝ていたらどうでしょう。良くない行為を見たとき,いじめをしていた時など,自分には関係ないと,見て見ぬふりをしてはいないでしょうか。みんなは一人のために,一人はみんなのために,このように一人一人が集団へ帰属意識をもち,すばらしいそれぞれの学級そして学校をつくっていってほしいと思います。
 京都大原学院は学校全体が家族のような環境です。誰一人としても置いてけぼりのない,一人ひとりが大切にされる学校にさらにしていかなければと思います。

5月は憲法月間です。

 青葉の薫るさわやかな季節を迎えています。保護者の皆様には,日々お忙しい中,ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。
 さて,1年生が入学して約1ヶ月が経ちました。1年生の元気で明るい声が校長室まで聞こえてきます。14日のPTA総会並びに授業参観・学級懇談会には,多くの保護者の参加を頂き誠に有難うございました。6年生は22〜23日に発見旅行に行きました。1日目は残念なことに雨になりましたが,リトルワールドで世界の食べ物で昼食を取り民族衣装の試着体験をしました。その夜はナゴヤドームでプロ野球観戦,子どもたちは,場の雰囲気に溶け込み応援に参加しました。翌日は曇り空で,名古屋城と名古屋港水族館を見学,展示している金の鯱鉾に乗って記念撮影をして,イルカショーでは,芸のすばらしさに大きな拍手をしました。子どもたちは,家族へのお土産に気を遣いつつ(これが楽しみでした)礼儀正しく,いろいろと見聞を広め本当に楽しくためになった旅行でした。5月7日からは,9年生が2泊3日で沖縄に修学旅行に行きます。13日に事前学習発表会を行い,沖縄についていろいろな角度からの学習をしました。平和(4年生以上の子どもたちが平和公園に供える千羽鶴を折りました)と沖縄の歴史や風土を肌で感じ学習する絶好の機会です。
 最後になりましたが5月は憲法月間です。ブロックごとに,憲法についての講話を行いました。特に,基本的人権の尊重を中心に「人を大切に」と呼びかけました。

 下の写真は,前期ブロックでの講話の様子です。
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京都大原学院の出発に当たって

 この度の異動で京都大原学院二代目の校長として京都市立勧修中学校(山科区)より赴任してきました森桂三です。よろしくお願いいたします。前任校は生徒数が約650人いる大規模校でしたが,本校は今年度在籍生徒児童数が90名という小規模校であり,逆に非常に家族的で親しみと温かさを感じています。
この大原学院には,大原の里という自然が豊かであり,この時期は特に山桜が美しく咲き誇っています。三千院をはじめとする四季折々の歳事が生活の一部として悠久の歴史を醸し出しています。
また,この大原学院は小中一貫教育校として全国的にも注目されています。先進的な取組に対して学校視察に訪れる方々も多いです。この学校は「勢い」と「うるおい」のある学校です。「勢い」とは先生と子どもたちが一緒になって頑張っている姿やモチベーションの高さを感じます。「うるおい」とは,この恵まれた環境の中で,皆さん一人一人がやさしさや思いやりがあることです。この勢いとうるおいのある京都大原学院で仕事ができることを,この出会いに大変うれしく思い感謝しています。
学校はいろいろな学習を通して人格を形成する所です。「わかる喜び」「できる喜び」が更なる「学ぶ喜び」につながります。すべての子どもたちは「勉強がわかりたい」「できることを増やしたい」と思っています。学校は,そんな子どもたちの思いを保障するところです。地域・保護者の皆様の一層のご支援をよろしくお願いします。

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学校行事
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