京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/28
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児童生徒会による能登半島地震支援募金活動へのたくさんのご協力、ありがとうございました!

「Do it in Hawaii 2019」 その9

 8月9日(金),ハワイ滞在の最終日です。午前中にパールハーバー(真珠湾)を見学に行きました。パールハーバーの公園内の入場は無料で,様々な施設を見学することができ,湾内も船に乗船して見学できました。有料で借りた日本語ガイドが聞けるヘッドフォンで,真珠湾攻撃当時の様子や現在の真珠湾の施設などについての説明を聞きました。3時間ほどの見学の時間はあっという間に過ぎ,学院生は戦争や平和について深く考えることができました。
 午後のフライトで関西空港へ向かい,8月10日(土)の夜中に,国際会館駅に到着し,解散式を行いました。
 8月5日(月)〜10日(土)の日程で実施された「Do it in Hawaii」では,ハワイ大学の先生や学生,ワイパフ・インターミディエイト・スクールの教職員や生徒,その他にもハワイ滞在中に出会った方々などたくさんの人との出会いがありました。そのたくさんの出会った人と「コミュニケーション」をすることの素晴らしさ,難しさを学院生は学びました。同時に,英語を学ぶことで,世界中のいろいろな人との「コミュニケーション」を深め,自分の世界を広げる可能性があることを知りました。今回の学院生の経験が,今後の京都大原学院の英語教育のさらなる充実につながればと思います。
 ハワイ大学とのつながり,ワイパフ・インターミディエイト・スクールとの新しいつながりに感謝するとともに,大切にしていきたいと思う「Do it in Hawaii」でした。

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「Do it in Hawaii 2019」 その8

 8月8日(木),Waipahu Intermediate School(ワイパフ・インターミディエイト・スクール)との交流2日目です。
 最初に「Advisory」(ホームルームのような時間)を参観し,ハワイ語の授業を体験しました。日本語をハワイ語,英語に訳す場面も作ってくださり,学院生は楽しく授業に参加することができました。学院生のために全員でハワイ語で歓迎の歌を歌ってくれました。
 続いての時間は,学院生によるプレゼンテーションの時間です。参加が決定した時から,日本,京都そして大原を紹介するために英語のプレゼンテーションを準備してきました。リハーサルも日本で行い,どうすれば,ワイパフの生徒に理解してもらえるか,英会話,英語でのパワーポイントは改善を重ねてきました。この日は図書室に約100人の生徒が参加しました。2人の学院生は,堂々と英語でプレゼンテーションを行い,今までの準備の成果を発揮しました。日本の文化の体験として,水引(みずひき)の制作も行いました。OHCで実際に作りながら説明し,全員につくってもらいました。作るのは難しく,何回も失敗していましたが,2人の学院生はワイパフの生徒の中に入り,教えながら回っていました。完成することができたワイパフの生徒は笑顔がはじけていました。完成した生徒が別のグループを回り,教えあうという楽しい時間になりました。
 次の社会の授業の体験では,7年生になっての最初の授業で,学院生も含めて全員が自己紹介をしました。授業体験の最後はプラスティックの授業でした。グループに人数分のクリップ,2つの形のグミが渡されました。手がグミに触れることなく,2つのグミを1つに合体させるという課題が出されました。グループには学院生もそれぞれ入り,この課題に取り組みました。全グループが楽しく課題に取り組み,最後の方にやっと,課題を克服するグループが複数現れました。授業の最後に先生が生徒に「今日の課題を解決するポイントは何でしたか。」と問いかけました。ほぼ,全員の生徒が一斉に「コミュニケーション」と答えました。課題を解決する,新しいものをつくる時,「コミュニケーション」をすることが一番大切だということを全員が学ぶための授業でした。
 カフェテリアでランチを食べた後,ワークルームで日本から持参したタコ焼き機や材料を使って,タコ焼きを焼きながら,歓談しました。ハワイ大学の先生,校長先生,教頭先生,他の教職員,スチューデントガバメントの生徒に賞味してもらいました。全員,たこ焼きはおいしいと言ってくれ,食べながら楽しい時間を過ごしました。
 2日間の交流はあっという間に終わりました。学院生は英語を使うことの難しさと楽しさを感じ,今後,さらに英語の学習に取り組み,「コミュニケーション(意思疎通)」を深めることができる英語力を身に着けたいという気持ちになりました。ワイパフの学校は新しい学年がスタートしたときにも関わらず,「コミュニケーション(交流)」のために準備をし,温かく迎えてくれました。そして,ワイパフの校長先生から,「今後も長く京都大原学院とのコミュニケーションを大切にしていきましょう」という話をいただきました。
 ワイパフ・インターミディエイト・スクールの生徒たちに配られているカードがあり,生徒たちは名札入れに入れています。そのカードにはハワイ語で「KUPONO」(自然体)と大きく書かれ,その下に英語で「RESPECT」(尊敬),「RESPONSIBILITY」(責任),「HONESTY」(素直さ),「CARING」(思いやり)と4つの言葉が書かれています。学校全体でこの言葉を大切にし,実践していると感じました。
 ワイパフ・インターミディエイト・スクールの校長先生,教頭先生,教職員,生徒たちに多くの支援をいただき,すばらしい「コミュニケーション」ができた2日間になりました。本当にありがとうございした。

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「Do it in Hawaii 2019」 その7

 Agriculture(農業)の授業を参観し,活動をしました。8年生になって最初の授業でしたが,先生は生徒と気さくに会話しながら授業を進めていました。ワイパフの生徒は学院生や引率の教員にもフレンドリーに接してくれました。授業では,栽培したものを商業ベースで取引するシミュレーションをカードを使って体験する活動が行われ,学院生も参加しました。Beginning Bandを参観し,カフェテリアでランチを食べました。
 午後は,リーダーシップの授業を参観しました。先生がリーダーシップとは何かを考えさせる授業を行っていました。生徒は真剣に聞き入り,考えていました。
 ワイパフの生徒,教職員が笑顔で歓迎してくれました。また,様々な説明をていねいにしてくれ,本当に感謝の交流1日目でした。

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「Do it in Hawaii 2019」 その6

 8月7日(水)Waipahu Intermediate School(ワイパフ・インターミディエイト・スクール)を訪問し,交流しました。インターミディエイト・スクールは7年,8年が在籍する学校です。ワイパフ・インターミディエイト・スクールは生徒数が1000人をはるかに超える大規模校で,学校の敷地も広大です。そのため,授業では生徒が各教科の教室に移動し,教師は教室で待ちます。敷地内には電動のカートが多数あり,必要に応じて教職員が移動するときに使われます。学校の始業時間は7:55からで14:10には下校になります。
 この日は新しい学年がスタートして間もない日でした。7:45頃に学校に着くと,各エレメンタリースクール(小学校)から,この学校に入学し新7年生になった生徒,新8年生になった生徒が続々と登校していました。図書館のワークルームに行くと,校長先生,教頭先生,日本人の先生,スチューデントガバメント(生徒会)の生徒二人が笑顔で迎えてくれました。教頭先生が学院生のために作成してくれた2日間の交流,授業体験のプログラムを渡していただき,活動がスタートしました。
 教頭先生,日本人の先生,スチューデントガバメントの生徒二人が広大な学校の施設を案内してくれました。学院生はスチューデントガバメントの生徒二人と英語で会話し,交流を深めていました。

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「Do it in Hawaii 2019」 その5

 ハワイ大学生との交流を終えて,バスでワイキキビーチ方面へ観光に行きました。インターナショナルマーケットプレイスで買い物をした後,夕食を食べました。学院生は買物や夕食の注文も英語を使います。なかなか上手く英語が使えないもどかしさがあるようですが,英語を使うことに積極的になってきています。

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「Do it in Hawaii 2019」 その4

 現地2日目の午後。
 ハワイ大学の生徒と合流して,ランチをしました。
今はキャンパスを回っています。ハワイ大学の図書館やハワイの歴史などについて教えてもらいました。学院生もたくさん英語を使えて楽しかったと喜んでいました。

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「Do it in Hawaii 2019」 その3

 現地2日目,ハワイの朝を迎えました。
おはようございます。学院生はしっかり寝て,元気です。天気はいいですが,とても暑いです。
 今日は,ハワイ大学訪問です。レヴィン先生にしっかりお礼を伝えてきます。
 
「Good morning. Hawaii is very beautiful and fun. We are going to visit the university today. We are looking foreward to the visit. 」
「The food was very big size. Hawaiian people are kind. We are going to meet university students. I’m excited. 」

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「Do it in Hawaii 2019」 その2

 空港より,タクシーで宿舎に到着。周辺を散策し,昼食兼夕食を済ませ,スーパーで朝食を買い,宿舎に戻りました。この後,一日のまとめをして就寝します。
 明日のハワイ大学への訪問・見学が楽しみです。

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「Do it in Hawaii  2019」 その1

 大原学院では佛教大学と連携し,6年間ハワイ大学との交流を実施し ハワイ大学からの訪問を受け入れ,「Do it in Ohara」という取組で,全校をあげて歓迎するとともに,本校の英語教育の充実に役立てています。
 
 ここ数年,ハワイ大学から学院生招待の要請を受けていましたが,今回,地域の方々の支援と教育委員会のご理解を得て,現地交流が実現することになりました。今回,2名の学院生と2名の教職員で旅行団を組み,下記の日程で進めています。学院生は,プレゼンの発表内容の向上のため,出発前まで数日間特訓を重ねてきました。

 日本時間8月5日(月)出発式が行われ,地域の方からも激励を受け,元気に出発しました。
 日本時間8月6日(火)7:30(現地時間8月5日(月)12:30)に無事到着し,ハワイでの初日がスタートしました。

【旅程】
 月 日            内  容
8月5日(月) 出発式(15:40)関西国際空港よりハワイへ
  6日(火) ハワイ大学訪問,見学
  7日(水) 現地中学校(Waipahu Intermediate school)の訪問,
       交流1
  8日(木) 現地中学校(Waipahu Intermediate school)の訪問,
       交流2
  9日(金) 真珠湾見学,その他の施設見学,ホノルル空港出発
 10日(土) 関西国際空港着,解散式

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「地域の人々」

「地域の人々」    文責:校長

この2日間、私は「地域の人」という言葉を耳にした。
ひとりは、渋野伸子さんからだ。ゴルフ全米オープンで優勝した渋野日向子さんのお母さんです。取材で
「子育てに秘訣は?」と聞かれたその回答が、「地域の人に育ててもらった」というコメントだった。
伸子さんによると、笑顔が注目された渋野さんだが、「小さい頃は人見知りで、学校では保健室に行きがちだった」と心配していた時期もあったという。だが、小学2年の夏に初めてゴルフの体験会に参加し、変わった。しかし、思うようなプレーができずに物に当たってしまうこともあったが、コーチや地域の人々にマナーやルールを教えられ、育まれた。ゴルフスクールから近所の駄菓子屋さんに至るまで、「私が育てたのではなく、地域の大人の人に育ててもらった。うまくいかないことがあっても、わがままを吐き出すのではなく、周りの人のことを意識し、笑顔で過ごすことの大切さを学んでいった」と言っておられた。もちろんお母さんご自分の役割を放棄しているわけではない。食育を重んじて、人間の骨格をつくる体作りを学び、3度の食事をとることやその栄養のバランスをしっかり管理されていた。彼女の天真爛漫さや緊張を感じないおおらかさそして笑顔は、お母さんを含む地域の人からの学びの成果だと感じた。
そして今日、74回目の広島平和の日、「こども平和の集い」の冒頭に「地域の人」の話が出てくる。
「平和への誓い。私たちは、広島の町が大好きです。ゆったりと流れる川、美しい自然、『おかえり。』と声をかけてくれる地域の人、どんなときでも前を向いて生きる人々。(後略)」(最後に全文掲載)

「地域の人」改めて聞くこの言葉に、ちょっと懐かしくそして誇らしく感じた。「地域の人」の話題の中心にはいつも渋野日向子さんがいたり、あの日広島の町にいた子どもたちがいたのだと思います。
京都大原学院は、まさに「地域の人」に育てていただいている学校です。改めて「子どもは地域の宝だ」と感じた2日間でした。

  〜「平和への誓い」〜
私たちは、広島の町が大好きです。ゆったりと流れる川、美しい自然、 「おかえり。」と声をかけてくれる地域の人、どんなときでも前を向いて生きる人々。広島には、私たちの大切なものがあふれています。
昭和20年(1945年)8月6日。あの日から、血で染まった川、がれきの山、皮膚がはがれた人、たくさんの亡骸、 見たくなくても目に飛び込んでくる、地獄のような光景が広がったのです。
大好きな町の「悲惨な過去」です。被爆者は語ります。「戦争は忘れることのできない特別なもの」だと。私たちは、大切なものを奪われた被爆者の魂の叫びを受け止め、次の世代や世界中の人たちに伝え続けたい。「悲惨な過去」を「悲惨な過去」のままで終わらせないために。二度と戦争をおこさない未来にするために。
国や文化や歴史、違いはたくさんあるけれど、大切なもの、大切な人を思う気持ちは同じです。みんなの「大切」を守りたい。「ありがとう。」や「ごめんね。」の言葉で認め合い許し合うこと、寄り添い、助け合うこと、相手を知り、違いを理解しようと努力すること。自分の周りを平和にすることは、私たち子どもにもできることです。大好きな広島に学ぶ私たちは、互いに思いを伝え合い、相手の立場に立って考えます。意志をもって学び続けます。被爆者の思いに、私たちの思いを重ねて、平和への思いを世界につなげます。
令和元年(2019年)8月6日
こども代表 広島市立落合小学校 6年金田秋佳 広島市立矢野小学校 6年石橋忠大

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