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最新更新日:2021/01/21 |
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Innovation is for Our Active Leaners.![]() いよいよ時代は「平成」から「令和」になります。学校教育目標にある「自らすすんで学ぶ」「ともに築く」「豊かに生きる」ことを「児童力」であるとするなら,どんな「革新」をすすめることが「児童力」を育てることにつながるのかを明確に示さなくてはなりません。 1つ目の「自らすすんで学ぶ」については,授業中の姿であると捉えがちですが,本当の姿を見つめようとすると授業以外の姿も大切になると考えます。どのような姿であるかというと,興味関心が湧き,知識・理解を活用し,協働的な学びがある授業では,授業と授業の間の「時間」に自分ですすんでノートづくりをしたり,調べたり,考えたり,インタビューしたりする姿を見かけます。授業の45分はとても大切な時間ですが,授業と授業をつなぐ「時間」も「学び」にとっては重要です。そのような「自らすすんで学ぶ」姿が見られる授業づくりができれば,「児童力」が育ったと捉えることができるのではないかと考えます。授業と授業を「つなぐ」時間こそ,アクティブ・ラーナー(能動的な学習者)の活躍の時間であるとも考えます。 さて,「自らすすんで学び」を「宿題」を切り口に考えるとどうなるでしょうか。本来なら,「宿題」は,自らの「問い」や「課題」の解決にむけて,児童自身が計画的にすすめる「自学自習」が基本となるものです。自分の学びとむすびつけて行われる学習です。 しかしながら,1年生が自身の学びを振り返り,必要な部分を「自学自習」としてすすめることは難しいと思います。6年生であっても,その日の授業について振り返り,自分で計画し宿題をすすめることは,なかなか難しいと思います。このような理由から小学校では,学年や学習の進み具合に応じて担任が計画的に「宿題」として「自学自習」ができる題材を示しているのです。宿題はやらなくてはいけない「役」ではなく,学習者が主体的に学習できる環境を整える「道具」であり,能動的な学習者の必須アイテムであると考えています。 上記のように「児童力」を育てる視点から「宿題」をとらえた時に,今,岩倉北小学校で示されている「宿題」が本当に能動的な学習者を育てることにつながっているのかを振り返ることが必要であると思います。宿題が「やればいい」という「役」になっていないのか,「宿題」の主体が先生になっていないか,「宿題」が「自らすすんで学ぶ」ことにつながっているのか等々です。 そこで,平成から令和にむけて「Innovation is for Our Active Leaners.」の「革新」を実現するために,連休中の「宿題」を「チャレンジ」=「能動的な学習者の必須アイテム探しの時間」にしたいと考えました。連休中は,「宿題がない」のではなく,自らの学びにむかって「チャレンジをする」10日間として設定しました。 次は,「令和」の岩倉北小学校で待っています。 校 長 三浦 清孝 平成から「令和の学校づくり」![]() 本日,4月8日に教職員着任式及び始業式,そして,令和元年度の1年生50名を迎えての平成31年度入学式を実施いたしました。平成最後の入学式に,令和最初の1年生をお迎えすることとなりました。少し不思議な感じです。クラス替えのあった学年,担任の先生が変わった学級,子供たちも教職員も新たな出会いの中,期待と不安が入り混じった「緊張感」とともに,ワクワクした気持ちでいっぱいです。新しいスタートにむけて,今年度も「好きなことをする」「人のためにする」「やってみよう!」にあふれている岩倉北小学校を目指します。 1 「学校教育目標」のめざすもの (1)「自らすすんで学び」 学校は児童と指導者がともに「学び合う」「高め合う」ところであり,一方通行の「教えるところ」・「教わるところ」ではありません。また,指導者が持っている「答え」に導く授業は,岩倉北小学校が目指すものはありません。児童自らが問いを設定しその解決のために学ぶ「主体的・対話的で深い学びの実現」「能動的な学習者の育成」の実現をめざすものです。 (2)「ともに築く」 自ら未来を切り拓く人材を育むことが学校の大きな役割です。対話的・協働的な学びは,その根幹となります。「ともに築く」姿勢・考え方は,誰一人取り残さない質的な豊かさを伴った持続可能な社会づくりをすすめる基盤となると考えています。 (3)「豊かに生きる」 「豊かさ」とは何か,どのように「生きるか」,一人一人の「生き方」につながる「問い」を探究することは,自分自身の学びや生き方を振り返り「これから」を考える「メタ認知」能力を育むことにつながり,持続可能な社会づくりをすすめることができます。これからの社会づくりや「豊かさ」について,自らすすんで学び・ともに築く姿勢をもって,社会に開かれた教育課程のもとに,自らの「生き方」を問い続ける場が「岩倉北小学校」を目指します。 (4)「岩倉の子」 学校教育目標は,教職員だけの目標ではありません。どのような子供を育てようとするのかを教職員,児童,地域・保護者等,岩倉北小学校に関わる全ての人と共有し,めざしたくなるものでなければならないと考えています。学校教育目標のイメージの共有を「岩倉の子」の言葉に託しました。 (5)能動的な学習者,児童力が育つ学校づくり “Innovation is for Our Active Leaners.” 岩倉北小学校の学校教育目標のゴールは,教職員が児童を育てることではありません。「育てる」では,どうしても主体が教職員になってしまします,一方,「育つ」だけでは,児童が目的意識もなく勝手に育っていく,教育とは異なるものとなってしまうように感じます。そこで,教職員と児童の中心を「学校づくり」として,学校づくりの一員としてお互いのつながりを最大限生かして,「能動的な学習者・児童力が育つ岩倉北小学校」を目指したいと考えています。 そのためには,能動的な学習者・児童力が育つための授業観,価値観の革新を学校としてすすめることが大切だと考えています。PDCAサイクル上になる「改善」や「改革」ではなく,新たな価値を創造する「革新」を続けることによって,新しい伝統を創りに繋げたいと思います。 卒業してからも,どんな社会の変化にも自身の力を発揮できる「児童力」を育てることを目指します。これが岩倉北小学校のキャリア教育であると考えます。 2 自らの「生き方」を探究する子供を育む 「豊かに生きる」ためには,自らの「生き方」を見つめる視点が必要です。「視点」とは,「見方・考え方」であり,「問いかけ」でもあります。どのような「問いかけ」をもって,「生き方」を見つめていくのかを,「好きなことをする」「人のためにする」の2つの言葉で示します。 (1)「好きなことをする」 能動的(自主的・主体的・自発的)な行動を指すものであり,「自らすすんで学ぶ」につながる言葉です。自らすすんで学ぶためには,受動ではなく能動的になることが大切です。内発的動機に基づく能動的(自主的・主体的・自発的)な活動の原動力を「好きなことをする」として示しました。誰しもが「好きなことをする」ことに,努力は惜しみません。 (2)「人のためにする」 誰一人取り残さない質的な豊かさを伴った持続可能な社会を創る・豊かに生きるベースとなる考え方です。その基となるのは,自他の肯定と尊重とともに協働的な活動を大切にすることであり,「ともに築く」と歩調を同じくするものです。自分とともに,他者を理解し意識することが「メタ認知能力」の育成にもつながります。 3 学校教育目標の具現化にむけてのお願い 〇登校時間(8時〜8時半)内に登校できるようお願いします。 〇下校時刻(16時半※冬期16時)までの下校の徹底をはかります。 〇学校への電話連絡につきましては,原則として午前8時から午後7時を目安にご協力をお願いいたします。長期休業中は午後5時までとなります。 〇保護者の皆様も学校づくりの主役の一人として輝くことができるように,授業参観・学級懇談会,学校行事,PTA行事への積極的な参加をお待ちしております。保護者の皆様も「参加したくなる」学校づくりをすすめます。 今年度も岩倉北教育へのご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。 校 長 三浦 清孝 |
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