![]() |
最新更新日:2021/01/27 |
本日: 昨日:104 総数:254917 |
Innovation is for Our Active Leaners.![]() いよいよ時代は「平成」から「令和」になります。学校教育目標にある「自らすすんで学ぶ」「ともに築く」「豊かに生きる」ことを「児童力」であるとするなら,どんな「革新」をすすめることが「児童力」を育てることにつながるのかを明確に示さなくてはなりません。 1つ目の「自らすすんで学ぶ」については,授業中の姿であると捉えがちですが,本当の姿を見つめようとすると授業以外の姿も大切になると考えます。どのような姿であるかというと,興味関心が湧き,知識・理解を活用し,協働的な学びがある授業では,授業と授業の間の「時間」に自分ですすんでノートづくりをしたり,調べたり,考えたり,インタビューしたりする姿を見かけます。授業の45分はとても大切な時間ですが,授業と授業をつなぐ「時間」も「学び」にとっては重要です。そのような「自らすすんで学ぶ」姿が見られる授業づくりができれば,「児童力」が育ったと捉えることができるのではないかと考えます。授業と授業を「つなぐ」時間こそ,アクティブ・ラーナー(能動的な学習者)の活躍の時間であるとも考えます。 さて,「自らすすんで学び」を「宿題」を切り口に考えるとどうなるでしょうか。本来なら,「宿題」は,自らの「問い」や「課題」の解決にむけて,児童自身が計画的にすすめる「自学自習」が基本となるものです。自分の学びとむすびつけて行われる学習です。 しかしながら,1年生が自身の学びを振り返り,必要な部分を「自学自習」としてすすめることは難しいと思います。6年生であっても,その日の授業について振り返り,自分で計画し宿題をすすめることは,なかなか難しいと思います。このような理由から小学校では,学年や学習の進み具合に応じて担任が計画的に「宿題」として「自学自習」ができる題材を示しているのです。宿題はやらなくてはいけない「役」ではなく,学習者が主体的に学習できる環境を整える「道具」であり,能動的な学習者の必須アイテムであると考えています。 上記のように「児童力」を育てる視点から「宿題」をとらえた時に,今,岩倉北小学校で示されている「宿題」が本当に能動的な学習者を育てることにつながっているのかを振り返ることが必要であると思います。宿題が「やればいい」という「役」になっていないのか,「宿題」の主体が先生になっていないか,「宿題」が「自らすすんで学ぶ」ことにつながっているのか等々です。 そこで,平成から令和にむけて「Innovation is for Our Active Leaners.」の「革新」を実現するために,連休中の「宿題」を「チャレンジ」=「能動的な学習者の必須アイテム探しの時間」にしたいと考えました。連休中は,「宿題がない」のではなく,自らの学びにむかって「チャレンジをする」10日間として設定しました。 次は,「令和」の岩倉北小学校で待っています。 校 長 三浦 清孝 |
|