「巣立ちの時」「感謝」

（学校便り３月号より）　
　学校の紅梅も満開となり，暖かい日差しに，そして一雨ごとに春の訪れを感じる今日この頃です。子どもたちが運動場で遊ぶ歓声も日ごとに大きくなっていくような気がしています。しかし，朝晩はまだまだ冷え込んでいますので，体調管理にはお気をつけいただければ幸いです。
　さて，早いもので３月を迎え，学年の総まとめの月となりました。特にあと３週間で本校を卒業していく６年生は，まもなく巣立ちの時を迎えます。先日には，６年生の校外学習「市内めぐり」を行いました。これは，市バス・市営地下鉄の一日乗車券を使って，京都市内の世界文化遺産や歴史的価値のあるところを，子どもたちが班の友達と一緒に計画を立てて，自分たちの力でめぐっていくという取組です。たくさんの保護者ボランティアのご協力のもと，無事に終えることができました。子どもたちは，今までの学習や経験を活かして，仲間と協力し，社会のルールやマナーを守って活動することができました。中には，バスを乗り過ごしたり，駅を探し歩いたり，時間通りにいかなかったりしたこともあったようです。しかし，これらの経験が大変貴重なものであり，これからの財産になると思います。お世話になったボランティアの皆様，本当にありがとうございました。後は，卒業に向けて様々な準備をし，中学校生活への希望をもって，また，今まで支えてくださったたくさんの方々への「感謝」の気持ちをもって，素敵な笑顔で巣立ってくれることを願っています。そして，後を引き継ぐ５年生には，「最高学年」となるバトンをしっかりと渡してほしいと思います。
　学校でも，一年間の取組について振り返り，成果と課題を整理しながら，来年度の取組に活かしてまいります。これまで，子どもたちを学校に送り出していただきました保護者の皆様，いつも子どもたちの安心・安全・健全育成に努めていただきました地域の皆様，ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申しあげます。