京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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明徳小学校 学校教育目標 「人とのつながりの中で、自ら学び、考え、これからの社会をつくりだす子ども」

校長の窓42(人権月間)

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 12月となりました。2016年もあとひと月ありません。年の瀬がせまってくるとなにかとせわしなく感じますね。師も走る師走。あわただしいからこそ,ふとした時間,ほっとする時間をどこかで見つけて,足元を確かめたり,1年の振り返りや来年に向けてのめあての設定につなげたりしていきたいですね。ふと,振り返ることは何か忘れていることを思い出させてくれることにつながるかもしれません。
 12月は人権月間です。人権強調月間ともいわれています。1948年に国際連合で世界人権宣言が採択され70年となります。人権及び基本的自由の普遍的な尊重及び遵守の促進を達成することを願って採択された人権宣言。今その考えが十分に浸透しているか,21世紀は人権の世紀といわれスタートしてすでに16年,人にやさしい社会になっているのでしょうか。「?」が頭をかすめてしまいます。まだまだ紛争地域や難民問題,あらゆる差別の問題にネット社会でのさまざまな人権問題・・・考えればきりないほど悲しい話題に事足りません。だからこそ,まずは自分たちが生活している地域社会を,そこで生活をする仲間で,よりよい社会にしていきたいですね。
 12月の朝会で,人権は人がうまれながらに有する権利,いわゆる幸福追求権,誰もが幸せになる権利だと子どもたちに話をしました。そして,自分の幸せを追い求めるあまりに人の幸せを踏みにじることは許されないし,それは幸せにつながらないと伝えました。本当の幸せは,共に生活をするすべての人が幸せを感じることができることだと,まずは,安心して生活することができることだと話しました。人の仲間の,命・生き方・考え方が尊重される,そんな社会はきっと安心して安全に,人とつながりを持ちながら生きることができるのではないでしょうか。
 子どもたちに,仲間の幸せを喜ぶことができるだろうか,仲間の笑顔を大切にできるだろうか,仲間の存在を大切にできているだろうか,共に活動できる仲間の存在をうれしく感じているだろうか,自分はどうだろう,そんな視点で振り返ってほしいと話しました。そして,明徳校のここで生活をするみんなにとってますます幸せを感じることができる社会にしていこうと投げかけて話を終えました。
 今までにも何度も話をしていますが,すごしやすい環境や社会はそこで生活している人たちで作り上げているのだと,生きにくい社会は,そこで生活をしている人たちが生きにくく社会をしているのだと,自分はどんな社会をつくりたいか,そのために自分はしっかりと貢献できているのか,一員として大切な存在になりえているのか,そんな視点で振り返りながら自分を見つめ,2017年につなげてもらえるとうれしく思います。
 2016年もあと3週間。今年はおなかの風邪が流行っています。インフルエンザの話題も岩倉地域に届いてきました。手洗い・うがいをしっかりとして,体調管理をしっかりとして,子どもも大人も健康に過ごせるように留意していきましょう。

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