最新更新日:2024/04/24 | |
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弥生(三月) 春の日に
柔らかな春の光が窓から差し込むようになりました。桃の節句が過ぎると一雨ごとに温かさが増していきます。校庭の花壇やプランターにも,パンジーやビオラ,フリージアなど可愛い花が咲き始めました。季節は確実に春へと動いています。
3月に入るとすぐに雛祭り。その3月3日の桃の節句が済めば,あとは彼岸を待つばかり。。昔から言われているこの頃を表すことばもいくつかあります。「奈良東大寺のお水取りが済めば」「三寒四温」で少しずつ季節が進み,「暑さ寒さも彼岸まで」。春を待ちわびる人々の心が,今に伝えていることばなのでしょうか。 3月も半ば過ぎになると,一気に春めいてきます。そんな中,学校では,卒業式を迎えます。今年も,巣立ち行く6年生の子どもたちを温かく送り出したいと思っています。出会いと別れの春。毎年のことですが,喜びと共に一抹の淋しさを味わうこの時期。何とも言えない気分になってしまいます。でも,全ては,次への飛躍のため。新たな旅立ちを祝う心で臨みたいと思います。 さあ,出発です。「心の準備は,できましたか。」 今月の歌 春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌は思えど 時にあらずと声も立てず 時にあらずと声も立てず 吉丸 一昌 石激る垂水の上の早蕨の 萌え出る春になりにけるかも 志貴皇子 生命噴く季の木草のささやきを 聞きて眠りあう野の仏たち 生方たつゑ 春の夜の夢の浮き橋とだえして 峰に分かるる横雲の空 藤原定家 |
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