京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/24
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食事・睡眠・運動を大切にして生活を整えていきましょう。

未来に生きる子どもたち 〜校長室の窓から〜

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2020年からの新学習指導要領の全面実施が迫っていますが、これからの学校教育には、何が必要なのでしょう。

人工知能の進化が進み、人間の生活や仕事に大きな変化をもたらすことは、言うまでもありません。
しかし、ロボットや人工知能には、目的をもつことはできません。プログラムされたことをするのみです。これからは、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え出す力、あるいは、答えのない課題に対して多様な他者と協働しながら目的に応じた納得解を見出す力などを育むことが求められます。
このような指針を明確にしたのが、次期学習指導要領であり、特にこれからの時代にむけて、目指す資質・能力を三つの柱で示しました。「知識及び技能」の習得、「思考力、判断力、表現力」の育成、そして「学びに向かう力、人間性等」の涵養に向け教育課程全体を通してその枠組みを明らかにしながら取り組んでいかなければならないのです。枠組みを明らかにするということは、教科等の枠の中で育てるという考えかたもありますがこれらの資質・能力は教科等の枠を超えて教科等横断的な形で育むことが自然だと文部科学省も捉えています。

洛央校では、地域と歩む学校として、地域・保護者の皆様と学校が一体となって子どもたちを育てていただいています。「豊かに表現する大切さ」「学びに向かう力、人間性等」子どもたちは心で感じるとともに、深い学びを体験させていただいています。そして、自分の生き方や考え方に活かそうとする教育を続けさせていただいています。
京都市が目指す教育にも、次のように明記されています。
『京都は千二百年を超える長い歴史の中で培われた伝統と文化を大切にし、自由で先駆的な気風を育みながら,個性豊かで活力に満ちたまちを築いてきた。「まちづくりは人づくりから」と、町衆(市民)が私財を出し合い、明治二年に日本で初めて,六十四の地域制小学校(番組小学校)を設立したのも京都である。このような歴史と伝統を土台に、本市では「開かれた学校づくり」を基盤に「一人一人の子どもを徹底的に大切にする」という教育理念のもと、各学校・幼稚園が教育目標を保護者・地域と共有しながら、市民ぐるみ・地域ぐるみの教育改革を推進し、大きな成果を挙げてきた。このことは、次期学習指導要領の理念である「社会に開かれた教育課程」を本市が先導的に実践してきたことを示すものである』
このように本校の学区も、明治時代より現代に至るまで地域の方が地域で子どもを育てるという気持ちで、豊かな学びができる環境を整えてくださっています。これこそが伝統と誇りです。改めて敬意と感謝申し上げるとともに、さらに、これからも洛央の子どもたちが未来に向かって歩む力を育てることを目標に、「地域とともに歩む洛央小学校」として努力できればと考えています。
六年生が巣立っていく日も近づいてきました。六年生はまさしく未来に、大志をもって生きていく子どもたちです。自分で、自分の道を切り拓く子どもたちだと信じています。洛央小学校で学んだことを胸に、力強く羽ばたいてくれることを期待しています。校長 森 江里子






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京都市立洛央小学校
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