最新更新日:2024/04/24 | |
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応急手当
前にもお話ししましたが,私は高校野球ファンです。もちろん野球に限らずすべてのスポーツを見るのもするのも好きなのですが…。今年の夏に甲子園で実際に見た,忘れられない光景のお話です。
その日は京都の高校が出場するとあって,いつもより応援に力が入りました。一進一退の好ゲームです。京都の高校がチャンスを迎えています。確かイニングは6回か7回。2アウトでランナーが2・3塁の好機に,バッターがフライを打ち上げました。内野手と外野手のちょうど真ん中あたり,捕球できるかどうか微妙な位置に飛んでいきます。観客は総立ちで打球の行方を追いました。 内野手と外野手はどちらも捕球しようとして全力疾走。その結果,内野手が見事に打球を捕りました。しかし,同時に外野手と激突してしまったのです。2塁の塁審も捕球したかどうかを見極めるため,2人の方向に走りました。内野手は激突した後,倒れたままです。観客も固唾をのんで見守っています。 「アウト!」審判の声が響きます。倒れたものの,ボールはしっかりとグラブの中におさめたままだったのです。割れんばかりの拍手が球場に広がりました。 しかし,ぶつかった選手は立ち上がれません。外野手の方は痛む足を押さえながら立ち上がりましたが,内野手はうずくまったままです。 そのとき,一人の選手が患部を冷やすためのコールドスプレーを持って倒れた選手に駆け寄りました。そして一生懸命手当てをします。誰もが同じチームの仲間だなと思いました。ところが違ったのです。誰よりも先に駆け寄り,手当てをしたのは京都の高校の選手,つまり敵チームの3塁コーチを務めていた選手だったのです。 手当の甲斐あって,やがて倒れていた選手は立ち上がり,手当てをしてくれた選手に声をかけてベンチに帰って行きました。手当てをした選手も,笑顔でベンチに戻ります。球場内には,先ほどのファインプレーの時以上に大きな温かい拍手がいつまでも続きました。 レジ係の女性
ある女性の話です。地方から東京の大学に進学,サークルに入りますがなかなか長続きしません。すぐにいやになって転々とサークルを変えました。就職してからもそれは同じ。最初の会社では3ヶ月目に上司と衝突。次の会社は半年。「自分のやりたい仕事ではなかった」のが理由でした。
同じことを繰り返すうちに,彼女の履歴書には短期間で退社した会社の名前がずらりと並ぶようになりました。正社員で働けなくなった彼女は派遣会社に。派遣先はスーパーのレジ係でした。今のようにバーコードはなく,電卓のようにキーを打たなければならない時代でした。「私はこんな仕事をするために東京へ来たのではない…」彼女自身も仕事が長続きせず,我慢のできない自分がいやになっていました。 田舎へ帰ろうと荷物を片付け始めたとき,小学生の時の日記帳を見て,彼女は思い出しました。ピアニストになりたいと夢を追いかけていた心を。彼女は泣きながら母親に電話をかけました。「私,もう少しここでがんばってみる。」 書きかけた辞表を破り捨て,出勤した彼女は,レジを打っている間にあることを思いつきます。「ピアノだって鍵盤を見なくても弾けたんだ。レジだってできるはず。」彼女は数日で,すごいスピードでレジ打ちができるようになりました。そうすると,今まで見えなかった周りの状況が見えるようになってきたのです。「毎日来ている人だな」「あの人はいつも閉店間際に来るなあ」と。 そんなある日,いつもは安いものを選んで買うおばあちゃんが,5000円もする立派なタイを持ってレジに並びます。 「今日は何かいいことあったんですか?」 「孫がね,水泳で賞を取ったからお祝いなんだよ。」のように。 あるとても忙しい日,店内放送が流れます。 「本日は混み合いまして申し訳ありません。どうぞ空いているレジにお回りください.」同じアナウンスが3度も流れます。彼女がおかしいなと周りを見渡すと,彼女の列にだけ行列ができているのです。店長はあわてて「どうぞほかのレジへ…」とお客さんに声をかけました。 「ほっといて。私はあの人と話をしに来てるんだ。このレジじゃないといやなんだ。」 「特売は他でもやっているけど,このお姉さんはこの店しかいないだろう?」 うれしさのあまり,彼女は商品の値札がぼやけて読めなくなってしまいました…。 「ディズニーランドの3・11」忘れてはいけない3月11日。ディズニーランドにも大きな揺れがおそいました。地震発生後40秒。人々がパニックになりそうになったとき,場内アナウンスが流れ,キャスト(ディズニーランドのスタッフ)が冷静に行動します。 「地震の状況や園外の状況は,確認でき次第お知らせします!」 「どうぞその場から動かず,お座りになってください!」 「頭を守ってしゃがんでください!」 あるキャストは売り物のぬいぐるみをゲスト(客)に差し出しました。 「これで頭を守ってください。」 パレード中であった園内では,パレード車も緊急停止。乗っているミニーや妖精たち,キャラクターを演じている外国人の人も自分では車から降りられない状態です。しかし,救出されるまでの約1時間,彼らは来園者たちに手を振り続けたのです。夕方には雨が降り出し,気温も10度まで下がってきます。店頭販売のクッキーやチョコレートを無料で配布するスタッフもいました。防寒用にと,大きなお土産袋を配るスタッフもいます。 「皆さん,お土産袋はお持ちですか?お土産袋には隠れミッキーがいますよ。」と,心のケアも忘れてはいません。 夜を迎えましたが,交通機関がマヒしているため,約2万人が帰れなくなってしまいました。建物の中にゲストを入れたいところですが,ディズニーランドはまだ安全確認が済んでいません。そこで先に安全確認が済んだディズニーシーへ移動してもらうことになりました。本来ならランド→シーへはディズニーリゾートラインという乗り物を使います。しかし,停電なので動かせません。 そこで,開園以来守ってきた掟を破ります。「バックヤード」という従業員専用の通路を開放し,ゲストを通すことにしました。ところが,その通路は配線や基板がむき出しになった工場のような空間です。「夢の国」にはふさわしくありません。 ところが扉が開いたとき,ゲストは息をのみます。数百人ものキャストがペンライトを片手に両サイドに並び,光の道を作っていたのです。支給された毛布を使用し,2万人は無事に夜を過ごしました。ディズニーの長い一日はこうして終わったのです。 避難訓練(地震・火災)
阪神・淡路大震災から20年目。17日の防災の日を前にして,学校では本日15日,避難訓練を実施しました。テレビで大震災の様子を見た後,避難の仕方について話し合いました。10時10分,訓練の緊急通報を合図に,一斉に第一次避難として机の下にもぐりこみました。一年生も,素早くもぐりこんで頭を守ります。
その後,火災が発生したとの想定で運動場に第2次避難。運動場では,あわてることと急ぐことは違うという学校長からのお話を聞き,非常時にも,あわてず素早く判断して行動する大切さを学びました。 避難訓練を実施
今日は地震発生とそれからの火災を想定して避難訓練を行いました。指示から3分31秒で全員が整列。子どもたちの機敏な行動が印象的でした。家でも万一の時の避難場所,非常用持ち出し袋などの確認をぜひ行ってください。
育成学級合同制作
今年の小さな巨匠展に出品する合同作品を作りました。
今年の支部のテーマは「すすめ 春夏秋冬 たんけんたい」で牛乳パックやペットボトルを使った玉ころがしです。 今日の合同制作では,前回かいた季節の絵をパネルに貼り,できあがった(まだ途中ですが)玉ころがしのレールで転がして遊びました。 中京警察暑 非行防止教室 5年生
5年生はそれぞれの学級で,非行防止教室を受講しました。中京警察署から、スクールサポーターの方が来てくださり,少年にかかわる犯罪等をクイズ形式で,分かりやすく教えて頂きました。例えば,他所の家に勝手に入り込んで物を盗む「空き巣」と「万引き」では罪の重さはどう違うかというクイズでしたが,共に窃盗罪で同じ罪に分けられます。懲役刑や罰金刑にもなりえます。軽い気持ちで犯罪に足を踏み込むことなく,心にブレーキをかけることが大切だと教えて頂きました。
応援はちまき贈呈式
大文字駅伝大会の本選に出場が決まってから,PTAの保護者の皆さんから,出場・応援用のはちまきをいただきました。一本一本校章がプリントされています。この鉢巻きを締めて,多くの方々に支えて頂いていることをかみしめて走りたいとくすのきランナーズの児童はお礼の言葉を述べていました。
また,PTA会室に保管されていた垂れ幕も玄関にかざられました。 新年の授業始まりはカルタ大会から
教室に,百人一首の歌を詠む声が響きます。子どもたちの集中が高まる一瞬です。はい!とあちこちから札をとる掛け声が上がり,やがてどよめきが始まります。
朱三校の新年の授業始まりは,みやびな雰囲気が漂うカルタ大会です。PTAのカルタ委員さんを中心に,昨年の秋から準備に関わっていただきました。子どもたちには一人一人に手作りの賞状と記念品が渡されました。 新年の学習がスタートしました
平成28年の授業が始まりました。今日の朝会では昨年末に校長先生がお話された2つの「あ」,「あいさつ」と「あとしまつ」を頑張ることと,2月にはまた新しい「あ」のお話を聞かせて頂けるようです。1年の計は元旦にあり。どんな1年にするかはそれぞれが目標をもち,努力を続けてほしいです。
今日の朝会ではもう一つ,伝達表彰式がありました。図画や作文,卓球,駅伝と様々な分野で朱三の子どもたちが頑張っているのが大変うれしいことです。全校のみんなで拍手をしてお祝いしました。 |
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