京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2013/03/25
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平成24年度末をもって休校となりました。今まで閲覧いただき有り難うございました。

晩秋の中川校

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 10月下旬から最低気温が一桁になる日が続き,カエデの紅葉のスイッチが入る8度を下回る日々もありました。11月には最低気温が5度を切る日も出てきて紅葉が本格化してきました。上の写真は,11月初頭と中旬の頭の写真です。イチョウは,すっかり葉を落とし,山々の紅葉が進んでいることがお分かりいただけます。
 モミジの名所高雄も人出が多く,ここ中川から市街へ休日に行くのは結構大変です。特に,今年のモミジの紅葉の美しさは,ここ近年ではもっともよいのではないでしょうか。日照量,昼夜の寒暖差,適度な湿り気(雨)がうまく重なったと思われます。栂尾から毘沙門橋までの清滝川沿いの紅葉もきれいに色づいています。朝早くから道幅が狭い国道の割りに,写真に収めようと,愛好家が車道であることを忘れてシャッターを切っておられることもしばしば。(実は朝日の射すころの方がきれいなのです。)皆さん事故を起こさないよう,事故に遭わないようお気をつけ下さい。

益虫なのに大の嫌われ者

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 保健室天井にカサカサと動く足音。養護教諭が見上げれば…「キャーッ!」その場に居合わせた6年児童が,「手で捕まえたら脚がバラバラになるから,封筒に入れるように捕まえたらいいよ。」何と,経験豊かなアドバイスではありませんか。さすが,中川の子です。でも,養護教諭は職員室に行ってHelp Me!と教頭先生のところへ駆け込みました。教頭先生は喜んで保健室へ飛んでいきました。可哀想に御用となってしまったことでしょう。
 さて,天井に居たのは,ゲジ目ゲジ科のオオゲジという虫です。ムカデ目に属する多くのムカデの遠い親戚で,多足類ムカデ綱の仲間となっています。その所為かどうか,ムカデと間違われたり,脚の多さと素早い動きに気味悪がられたりするかわいそうな虫です。ひどい紹介の仕方では,害虫として扱っていますが,本当は益虫なのです。特にオオゲジは,家の中の衛生害虫であるゴキブリをはじめいろいろな虫を捕まえては食べてくれます。わたしたちの生活に役立っているのです。
 ところで,ゲジという名前より一般的に呼ばれているゲジゲジと言った方がお分かりになるでしょうね。下の写真を見て下さい。頭部や尾端部を見にくいですがアップにしました。日ごろじっくりと見たことがないのではと思い載せてみました。背板については,七枚有ります。背板(はいばん)とは,虫類は骨(内骨格)をもたないので外回りに堅い骨の代わりとなるものを覆います。これを外骨格と言います。話を戻しまして,背板に赤のような茶色のような部分がありますが,これは気門だそうです。気門とは,空気を体内に取り入れるための取り入れ口です。人間は肺で血液を介してガス交換し,血液が体内へ,あるいは,体外へ運ぶ仕組みになっていますが,虫類は,気門から気管が体内を巡っていますので,空気が直接体内に入り込んでガス交換が行われるのです。骨のつくり以外にも,人間は血液が,虫たちは空気が体内を巡っているという違いもあります。
 先に進みます。脚の数を調べていくと15対もあります。でも,初めから15対ではなく,脱皮を繰り返すごとに歩脚数が増えて最終15対になるそうです。すごいですね。文頭で,6年児童が,体験から脚がバラバラにと言っていましたが,その通りで,外敵に襲われたときに,脚がすぐに切れるようにできています。トカゲの尻尾切りと同じです。しかも,脚がしばらく動きますので,うまくいけば外敵がそちらに気を取られている間に逃げることができるというわけです。スピードも結構速いのですが,15対の脚をどのようにしてリズミカルに動かしているのでしょうね。残念,外へ逃がしたゲジゲジを写真に収めるために再度捕まえるのに必死で,見落としていました。手に乗せたら,今度は観念したのか,じっとして動かなくなってしまいました。お陰で写真には収めやすかったですが。
 ところで,ゲジゲジについて。毒は持っていませんが,余りにもいたずらをすると逃げるために噛むことがあるそうです。ご注意を。

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Kitchenゆみこの今日のこんだて

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11月9日(金)今日のこんだては,ごはん,牛乳,開干さんまのからあげ,根菜のごまいため,すまし汁です。
ゆみこさんの豆知識。「ごぼうの実って知ってる。」
今日のこんだての中の「根菜のごまいため」には,ごぼうが入っています。さて,ごぼうの実って知っていますか。実は,紫がかった色のトゲトゲの実なんです。子どもたちがよく「ひっつきむし」とよんで遊んでいる「オナモミ」のようなとげがたくさんある実です。とげの先は釣針のような形をしていて,これが服の繊維に引っかかってひっつくのです。「マジックテープ」として売られている面ファスナーは,このごぼうの実が犬にひっついているのをヒントに発明されたそうです。
豆知識でした。

Kitchenゆみこの今日のこんだて

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11月8日(木)今日のこんだては,麦ごはん,牛乳,水菜とつみれのはりはり鍋,ひじきの煮つけです。
ゆみこさんの豆知識。「はりはり鍋のはりはりって何?」
はりはり鍋の「はりはり」は水菜のシャキシャキ感からきた表現なんですね。
水菜は,京都を中心に江戸時代から食べられていた野菜です。アブラナ科の仲間で,
歯に切れ込みが多く,シャキシャキした触感が特徴です。近年では関東地方まで
広く食べられるようになってきました。
豆知識でした。

パンジーに毛虫が!

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 職員室の教頭先生に,「来て下さい。」と子どもが呼びに来ました。何かと付いていくと,プランターに植えているパンジーの横を指さして,「これは何ですか?」と質問が来ました。上の写真がそうです。
 3年生の子だったので育ててみるかと言いつつ,「ツマグロヒョウモンの幼虫だね。まだいたんだ。この大きさだから今からなら蛹で冬越しだな。」と答えました。残念ながら,育てる気はないようでしたが,チョウに育つように,そこに住まわせようと言ってくれました。
 ツマグロヒョウモンというチョウの成虫については,写真がないので調べて下さい。幼虫はスミレ科の植物を食草として育ちます。ですから,パンジーにも当然つきますし,パンジーのおかげで,都市部でも見ることができるチョウです。年に4〜5世代の交代をしますが,他のタテハチョウ科ヒョウモンチョウの仲間が,年1世代交代しかしないことに比べるとかなりの回数といえます。広く長く食草が分布しているからということになりますね。元々南方系のチョウですが,温暖化に伴い関東にまで進出しているそうです。割と寒さに強いので越冬できるのですが,越冬態がないので,暖かくなると幼虫なら動き出したり,蛹なら羽化したりしてしまいます。
 下の写真をご覧下さい。このチョウの体から刺のような突起が多数出ているのがお分かりいただけると思います。まさに,イラガの幼虫を連想させます。刺されれば痛いだろうなぁと思うのですが…。教頭先生は,ヒョイッと掴んで掌に乗せてかわいいかわいいとなでています。「刺されないの。」と聞きましたが,「刺さないよ。毒もないしね。」と答えられました。このチョウはイラガや毒虫を連想させる作戦なのです。食べようものなら毒があるぞと鳥たちに見せつけています。黒にオレンジの目立つ色を用い,刺を見せつけて食べたら大変なことになりますよとアピールしています。おもしろいですよね。毒もないのに毒のある虫のように見せている。以前紹介したベイツ型擬態の一つです。また,成虫のメスの前翅には,黒地に白帯模様が入っています。これも,有毒のチョウ,カバマダラに似せていると言われています。でも,日本にはカバマダラの仲間のスジグロカバマダラが沖縄にいるだけですので,中川で擬態しても余り意味がないようなのですが…。南方から来た渡り鳥には,効果があるかもしれませんね。
 最後に名前の由来ですが,漢字で書くと『褄黒豹紋』です。豹紋とは,翅がヒョウのような柄模様になっていることからです。○○ヒョウモンと名の付くヒョウモンチョウの仲間はすべて豹柄です。では,褄黒とは。褄が着物の裾の両端であり,黒ですから,褄が黒くなっているという意味になります。後ろ翅の外縁が黒い帯状になっていることから褄黒と呼ばれているのです。
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Kitchenゆみこの今日のこんだて

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11月7日(水)立冬。今日のこんだては,ミルクコッペパン,牛乳,じゃがいものクリームシチュー,アスパラガスのソティです。
ゆみこさんの豆知識。「アスパラガスは,竹の仲間××?」
アスパラガスを見ていると,ゆみこさんはどうも竹の仲間じゃないかと思ってしまうのですが,実は竹の仲間ではありません。仲間としては,ユリの仲間に近いそうです。
もともとは,地中海の原産で江戸時代にはオランダ船で観葉植物として日本に入ってきました。今でも鑑賞用のアスパラガスも売っていますが,緑のカスミ草のような葉を広げ,部屋いっぱいに広がるのではないかと思うほど茎をのばします。食用となったのは明治に入ってから。最近はグリーンアスパラが主流ですが,ホワイトアスパラもなかなかおいしいですよ。
豆知識でした。

Kitchenゆみこの今日のこんだて

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11月6日(火)今日のこんだては,ごはん,牛乳,関東煮,だいこん葉のごまいためです。
ゆみこさんの今日の豆知識。「ちくわはかまぼこだった?」
ちくわは「竹輪」と書かれることがあります。竹の切り口に形が似ていることからこのような名前になったという説があります。また,もともとは,「かまぼこ」と呼ばれていたそうなんですが,板に魚のすり身をのせた「板かまぼこ」が登場してからは,「ちくわ」と呼ばれるようになったと言われています。
豆知識でした。

Kitchenゆみこの今日のこんだて

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11月5日(月)今日のこんだては,さけとだいこん葉のまぜごはん,牛乳,三度豆の煮つけ,キャベツの吉野汁です。
ゆみこさんの豆知識。「三度豆のひみつ」
三度豆は,漢字で「三度豆」と書くように,一年で三度収穫できるのでこう呼ばれるようになったそうです。また関西では「三度豆」と言いますが,関東では「インゲンマメ」と呼ばれます。5年生の理科で「インゲンマメ」が登場しますが,「三度豆」のことだったのですね。
豆知識でした。

Kitchenゆみこの今日のこんだて

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11月2日(金)今日のこんだては,ごはん,牛乳,プルコギ,レタスと卵のスープ,柿です。
今日は中川小学校の最後の学芸会です。9人みんなで力を合わせてがんばれ!ファイト!
ゆみこさんも給食室から応援してます!
終わった後は,おいしいプルコギがまってるぞ〜!

「チーム中川」でサッカー

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 体育学習のサッカーをしている風景です。1年生から6年生が一緒になってしていますし,教員も混ざっています。
 そう,本校全児童合わせても9名しかおりませんので,ミニサッカーすらできない状況です。そこで,せめてミニサッカー程度の人数で球技の授業ができればと,発達差はあるものの全校児童で,そして不足人数を担任みんなで分担しておこなっています。
 もちろん,本校も他校同様,教員年齢が高い学校ですが,誰一人できないとは言いません。子どもたちのために最善を尽くしてやるべきだということを教員も分かってくれています。ですから,強制しなくても,進んで動いてくれます。動けない教員は,得点係や審判,学習評価者に,走り回る体力に自信のない教員はキーパーにと,上手に分担して児童の学習を成立させようとしています。
 このことは本校の特色の一つといえます。学習にかかわらず,先日の芋掘りもそうですが,全校児童に全教職員でかかわり合うことで,見守り育てるようにしています。わたしたち教職員は「チーム中川」なのです。
 
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