京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2019/03/28
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3月25日(月)26日(火)は紫野小学校で統合式の練習を行います。

いい刺激を届けてくれる聴講生

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本校には,この時期になると,毎年,オーストラリアから一時帰国する男の子が,聴講生としてきてくれます。オーストラリアは南半球にあり,日本とは季節が逆になるため,12月〜1月が夏休みになるためです。
 彼は,2年生の時から毎年来てくれているので,今年で5回目となります。当該学年の子どもたちは,彼の来訪を大変楽しみにしています。彼は,現地校に通っているものの,週末には日本語補習校に通っていたり,家庭内でも日本語は使っていたりするため,日本語でのコミュニケーションには全く問題がありません。クラスでは一番の大柄で,温厚で明るい性格に,発言も積極的なので,人気者となっています。
 子ども達が彼と触れ合う姿を見ていると,少人数ですっかり気心が知れた,家族・兄弟のように慣れ親しんだ集団に,良い刺激を与えてくれているように感じます。本校のような小規模な集団というのは,お互いの性格・人柄を十分に理解しあっているという居心地の良さや安心感がある反面,行き違いが生じると,修復が難しかったり,逃げ場がなかったりという困難さがあります。また環境面では,コミュニケーション力の育成という点で難しいという弱みもあります。
 毎年,決まった時期に訪問してくれる彼の存在は,日常を少し変えて,新鮮さが味わえるという意味で,大きな意義があるのかもしれません。

ゴミ拾いに参加して

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 5月30日は,語呂合わせから「ごみ0の日」と言われています。この運動は,1983(昭和58年)年頃,関東周辺の県で広まり,その後,1993年(平成5年)に厚生省(当時)が制定した「ごみ減量化推進週間」の初日として定着してきたものだそうです。
本校では,例年この日の前後に,校区のゴミ拾いを縦割りグループに分かれて行っています。本年度は6月2日の朝会後に行いました。また,この活動が今年度初めての縦割り活動でもありました。
 ところで,毎年6月5日は,国連が制定した「環境の日」です。6月は環境月間として,様々な取組が民間や行政でも行われています。ゴミ拾いに出発する前の話で,ごみを拾いながら,「どんなゴミが多いのか」「なぜ,こんなゴミが捨てられたのか」「だれが捨てたのか」「どうしたらゴミがなくなるのか」「自分のマナーはどうか」「環境をよくするためにはどうすればいいのか」等々,考えながら拾っていこうと子どもたちに話をしました。また,先日の北区民ふれあい祭りでも,リユース食器が使われていたことやゴミの分別回収など,いろいろなところで環境をよくする取組として,ごみ減量が進められていることも紹介しました。
 私も子どもたちと一緒に,歩道や公園でのゴミ拾いに参加しました。植木や草むらに空き缶やペットボトルがたくさんありました。また,ペットボトルも2L用のものなど,大きなものもありました。やはり,タバコの吸い殻は,あちらこちらに散乱していました。喫煙者のマナー向上は,テレビでも繰り返し広報されていますが,喫煙できる場所が減り,歩行中の喫煙が相変わらず多いのだなと感じました。特に気になったのは,子どもたちが遊ぶ公園の遊具周辺,たとえばブランコの周りに,吸い殻が固まって捨ててあったことです。
 子どもたちにとっては,ごみを拾って,いつも通っている歩道や遊んでいる公園がきれいになることはとてもうれしくて,気持ちがいいことです。しかし同時に,大好きな町が残念なことに意外と汚されていることや,マナーの悪い大人が多いことに気づく機会ともなりました。

楽只っ子十か条の最後は…

 楽只っ子十か条の最後は,「準備を整え,授業でしっかりと学ぶ」です。私たち,公立小学校の使命はやはり,学力保障・学力向上です。通常授業だけではなく,学校での日常生活や学校行事などすべてにおいて,「個の力を最大限に伸ばし,『生きる力』を育成する 〜児童の課題を明らかにし,一人一人を徹底的に大切にする教育の推進〜」という,学校教育目標実現のために努力しています。
 しかし,教育活動の中心になるのは,やはり通常授業です。子どもたちが,45分の授業の中で確かな学力を獲得してもらえるように教材研究をし,授業展開や授業形態,発問や資料の提示の仕方・板書を工夫しています。児童が,知的好奇心を掻き立てられ,意欲をもって学習に取り組めるように,教師が努力を怠ってはならないのはいうまでもありません。たとえ難しくても,根気よく取り組み,「わかった!」「楽しい!」と思ってもらえることが,私たち指導者の責任です。「わからん」「面白くない」という声が出るようであれば,私たちの努力が足りないということを,児童が訴えているのだと考えます。
 一方で,子どもたち側にも,学習に向かう準備を整えてほしいと願っています。まず,十か条の最初に掲げた「早寝・早起き・朝ごはん・集団登校」に代表されるように,学習に向かうための体調管理が大切です。寝不足,空腹の状態では,集中力も続かず,学習への意欲は大きく減退します。また,欠席がちであれば,学習内容の補充や定着が難しくなります。この点は,ご家庭の協力が不可欠です。
 次に,学習に必要な教科書やノート,時にはリコーダーや絵の具,習字用具,筆記用具などが整っていなければ,授業に参加することができません。子どもたちは,準備物がないというだけで,不安になったり,学習の意欲が削がれたりします
 私たちは,年間で1000時間余りも受ける通常授業を,一時間一時間大切に考え,これからも取り組んでいきます。

憲法月間に寄せて

 憲法月間に寄せて、先日の朝会でした、お話の内容を紹介します。
 5月3日は,憲法記念日という祝日です。今からおよそ70年前に,日本の大本のきまりである憲法が,使われ始めた日です。そのため,5月の一か月間を憲法月間として,みんなで憲法のことについて考えよう、憲法から自分たちの生活を見直そうというものです。憲法というのは,みなさんのクラスにも,こんなクラスにしたいというめあてがあるように,日本もこんな国になりたいと考えて決めた,国のめあてのことです。
日本のめあては大きくは3つあります。
一つ目は,だれもが,気持ちよく過ごせる国になろうということ。
二つ目は,他の国とは絶対戦争をせず,世界中が平和になるようにがんばる国になろうということ。
三つ目は,なにごとも,みんなで話し合って,決めていく国にしよう
です。
 さて,今日は,「だれもが気持よく過ごせる国になろう」という一つめのめあてについて,みなさんにも考えてほしいと思います。
 「いじめ」という言葉をきいたことがありますか。理由がある,なしにかかわらず,だれかがだれかにいじわるをしたり,いったりすることで,相手の人を大変苦しめる行為です。時には,自分が相手を苦しめていることに気付いていないような場合もあります。あるいは,知らず知らずのうちに,いじめる側の応援をしているような場合もあります。
 今日は,小学校4年生の時に,そんなつらい思いをした中学生の作文の一部をみなさんに紹介します。このあと,みなさんのクラスでは,こんな苦しい思いをする人がいないように,どんなことをしていけばいいのかを考えてみてください。では,作文を紹介します。
 
「今日も,教室でいじめられている人がいる。その人は,いつも教室の片隅で好きな本を読んで,周りの人の声を聞かないようにしている。誰かに悩みを打ち明けることもなく,誰から励まされることもなく,心を閉ざして,重くつらい一日が早く過ぎ去ることを願いながら,本を読んでいる。」
「その人は,小学校4年生の時の僕です。いじめは,とても卑劣なことで,卑怯なことです。今考えても,なぜいじめられていたのか全くわかりません。」
「いじめは理由があるから起こるのでなくて,する人がいるから起こるのだと思いようになってきました。つまり,なにも悪いことをしていない人に対しても,容赦なく降りかかってきます。その人の生まれもった身体や名前のことについて様々な悪口を言われたり,勝手な理由で暴力を振るわれたりする最悪の行為です。僕へのいじめは,自分の持ち物を隠されたり,変な内容の手紙が机の中に入れられたりするものだったのです。」
「僕は,思い切って先生に相談してみることにしました。先生は,話を最後まで聞いてくれて,重く受け止めてくれる人だったからです。先生に話した時,とても驚いた様子で,「気付かなくてすまなかった」と言いました。」
「幸いなことに,それ以降,僕に対するいじめはなくなりました。しかし,今日もどこかでだれかがいじめに合っているのではないかという不安が頭をよぎります。」
「僕は,先生に打ち明けた時に,自分の気持ちを聞いてくれたことが,本当にうれしかったです。そして,もういじめがなくなると思うと,心の底から安心したことを今でも覚えています。だからこそ,今僕は,つらい気持ちを抱えている人に声をかけ,助けになりたいと思っています。人と接することで,気持ちがやわらぐといいなと考えています。」
「いじめは,集団の中で起こります。だから,いじめが起こった時,一番早く気づき,一番力になれるのが,同じクラスの人であり,同じ学年の人だと思います。ほんの少し,クラスや学年の人たちが勇気を出すことで,いじめはなくなると思います。僕はそんな勇気のある人間になりたいです。」
「人の心を深く傷つけ,時には取り返しのつかない道を選ばせてしまう,そんな卑劣な行為を許さない仲間でありたい。」

さて,どうでしたか。
憲法では,「だれもが気持よく過ごせる国」をめざしているはずなのに,みなさんのすぐそばで,いじめを受けて,悲しい思いをしている人がいるとしたら,残念ですね。手紙にもあったようにいじめにいろいろな形があります。その人の持ち物を隠す,たとえば,靴や消しゴムなどです。そのほかにもいじわるなことを言う,周りの人が無視するなどなど,とにかく相手がいやだと思うことをすることです。時には,やる側はそんな気持ちがなくても,やられている人が,いじめられていると感じているということもよくあります。いじめを決して許さないクラスにするためには,一人ひとりは何ができるのでしょう。みなさんも考えてみてください。

楽只っ子は、やってみよう,挑戦しよう!

 子どもたちの中には,すぐに「わからん!」「どうせできひんもん!」「もう,あかん!」と投げ出してしまう子がいます。中には,「わたし,あほやもん」と自己評価が極端に低い子もいます。人は,「できない」経験や失敗経験があまりに重なると,あきらめたり,自暴自棄になったり,期待や夢を持てなくなったりします。こんな子どもに出会うと,学校教育に携わる者として,自分たちのこれまでの指導を強く反省させられます。
 また,子どもたちはできなかったことを叱られると,叱られることから回避するために,初めからやろうとしません。大人の私たちでも,一つや二つ,苦手なことや初めからあきらめていることはないでしょうか。そのいくつかは,ひょっとすると子供のころの苦い経験が元になっているかもしれません。克服するために挑戦するのではなく,知らず知らずのうちに失敗を恐れて回避しているからかもしれません。誰かに怒られたことが心に残り,二度とやらないと決めてしまったのかもしれません。「失敗を生かして」とか「不屈の精神で」などというのはやさしいですが,そんな心の強い人ばかりではないでしょう。
 以上のことを踏まえつつも,子どもには,食わず嫌いにならず,いろいろと挑戦して,自分の力試しをしてほしいと願っています。挑戦することで初めて気が付くことや,感じられることがたくさんあります。世の中,うまくいくことばかりではないということに気づくかもしれません。一方で,こんな楽しいことがあるのかと気づくことができるのもやってみたからこそです。楽只っ子十か条の九つ目に,「何事にも挑戦し,自分から積極的に行動する」という項目を入れたのは,そんな願いからです。
 周りの大人は,どのように見守ればよいのでしょう。大人からすれば,「なぜ,こんな簡単なことができないのか」「さぼっているからできないのだ」などと考えがちですが,子どもにとっては,果たしてそうなのでしょうか。叱ることや,鼓舞するために厳しい言葉をかけることが効果的な場合もあります。しかし,私の経験から,その方法は,かなり上達して本人がさらに高みを目指して挑戦したいという思いをもっている場合でないと,うまく機能しないように思います。ある程度基礎ができるまでは,根気よくほめて,成就感や達成感をたくさん味わわせて育てるというのが効果的なようです。厳しく叱るのは,自分も親からもそう育てられてきたからだと理由付けをする人がいますが,親と子は,違う人間なので,自分の経験知だけでは,うまくいかないことがあることを知っておくべきです。これが,「親業」の難しいところです。親も子も前向きな学びが必要だということでしょう。

人前で堂々と話せる子に

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楽只っ子十か条の八つ目は、「人前で堂々と話す」です。
自分の考えをきちんと説明できる力は、大人になってもとても大切です。特に、小さな集団で慣れ親しんでいる子どもたちにとっては、単語で話せば意が通じるという一面があります。大人数の前で話す機会の少ない子どもたちは、人前に出ると萎縮してしまったり、いつもの力を十分に発揮できなかったりするという弱さをもっています。だれでも大勢の前で話すのは緊張します。そんな中でも、「堂々と自分の考えが述べられる」子になってほしいと願っています。
学校ではまず、隣の人に。次に、学級全体に。さらには学校全体にというステップを踏んで話をする機会を設けて行きたいと考えています。一つ一つの機会で、達成感や成就感が持てることが大切です。学校では、子どもたちに様々な話型も教えています。教室内での話し方、集会での話し方、放送を通じての話し方、大人への話し方、場に応じた話し方などなど、一つ一つ蓄積していく中で、自ら使える表現が徐々に増えています。地道な作業ですが、根気よく続けていきます。

※掲載の写真は本文とは関係ありません。本日の朝休み、広い運動場で遊んでいた子どもたちの様子です。広い運動場を一人占めして、サッカーに興じる子供たちです。思う存分走り回れるスペースがあることは、小規模校のいいところです。

“かっこいい”楽只っ子が学びに必要な姿は…

これまで紹介してきた「楽只っ子 十か条」の前半は,
1 早寝・早起き・朝ごはん・集団登校
2 自分から元気よくあいさつする
3 ぽかぽか言葉で話す
4 仲よく遊び,思いやりをもって行動する
5 礼儀正しく行動する
6 そうじをきちんとする
の六つです。これらは,主に生活面でのめざす姿を示したものです。
今後ご紹介していく7〜10の四つは,主に学習面でのめざす姿を示すものです。
 今日は,七つ目の「人の話を最後まで聞く」についてご紹介しましょう。
 「話す,聞く」力は,子どもに限らず,今、社会で求められている力の一つです。特に「人の話をしっかりと聞く」という態度は,広くコミュニケーション能力といわれるものの基礎と言えるでしょう。
「人の話を聞く」というのは,簡単そうで,子どもたちにとっては大変難しいことです。今,まさに伝えたはずなのに,その直後に,伝えた内容そのものへの子どもからの質問が飛び出すということがよくあります。伝え方に難があったとも考えられますが,聞いているようで実は肝心なところを聞いていないということがしばしば起こります。聞くというのは,実は大変能動的な行為です。
まずは,聞こうとする態度や集中力が必要です。子どもの場合,これが長くは続きません。集中力のムラが多く見られます。
続いて,聞いたことを,単に音声としてではなく,言葉としてきちんと理解することが大切です。これが,子どもには難しい点です。言葉の意味はもちろんのこと,それに関連したこと含めて理解する必要があります。時には,話者の言葉の裏にある真意をつかむ必要もあります。特にもう一度聞くことが難しい音声での指示や発言について、一回で理解することに多くの課題があります。
さらに,聞いたことを今までの経験と比較したり,自分の考えと比較したりすることも,求められています。そして、聞きながら、次に求められる自分の意見をまとめる作業もあります。
「最後まで」とあえて入れたのは,子どもたちは,話の途中で自分の思ったことをすぐに口にするという傾向があるからです。子どもたちにとっては、「話す」ことよりも、積極的に「聞く」ということに課題が大きいと感じています。

“かっこいい”楽只っ子は「そうじをきちんとする」

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これまで,ホームページ「校長室から」では,児童がみんなで朝会の時に考えてくれた「かっこいい」楽只っ子のイメージと,私の「こんな姿になってほしい」という思いを合わせて作った,「楽只っ子十か条」の中から,5つをご紹介してきました。
おそらく,十か条のうちで今の楽只小の子どもたちが一番できていて,素晴らしい姿を見せてくれているのが,十か条の六つ目,「そうじをきちんとする」だと思います。
高学年の子どもたちは,多くが割り振られた場所を一人で掃除しています。一人一人が自分の責任をしっかりと果している姿が,校内あちこちで目にすることができます。また,一年生と一緒に,丁寧に掃除の仕方を教えながら掃除をしている6年生もいます。
みんなが使うところを,みんなで役割分担しながら掃除することは,公共心を育てると共に,責任感を育てることになります。また,高学年の児童が,低学年の児童を導く中で自己有用感を得ることもできます。
さらに,高みをめざすという点では,掃除をしながら,ついつい一緒にやっている友だちや通りがかりの友だちとおしゃべりをしてしまうことはやめてほしいと願っています。

“かっこいい”楽只っ子は礼儀正しい

“かっこいい”楽只っ子が,「楽只っ子 十か条」で次に目指すのは,「礼儀正しく行動する」ということです。マナーという意味も含んでいます。子どもたちには,特に言葉づかいについて話をすることが多いです。
 楽只小学校では,児童数が大変少ないということもあり,先生との距離は自然と近しいものになります。一方で,「親しき中にも礼儀あり」の言葉通り,やはり,担任の先生や周囲の大人への言葉づかいについては,きちんとした敬語を使ってほしいと考えています。「生活語」と「操作語」などという表現もあります。「生活語」は自分の思いをそのまま,文構造を意識することなく,どちらかというと省略が多かったり,単語単位で話されたりするものです。一方「操作語」は,誰が聞いてもわかりやすいように,主語・述語の関係が明確であったり,形容詞・副詞など修飾語や文構造を意識したりしたもので,多くが丁寧語や尊敬語を使って表現されるものです。当然,後者の方が,知識も技術も必要です。子どもたちの日常生活の大半は,「生活語」が主流ですが,読み書きについては,この「操作語」の知識や技能,応用力が大切になります。子どもたちに読書が推奨されるのはそのためでしょう。「操作語」の能力は,そのまま学力に大きく影響を与えます。そこで,学校では,意識的に読書する時間や丁寧な言葉づかい(操作語)をする場面を取り入れています。「操作語」を使って,話し合い活動がきちんとできる授業を目指しています。
 家庭では,「操作語」を使う機会はほとんどありません。テレビでも,ニュースでも見ない限りは,あまり耳にする機会がありません。しかし,読書の機会を増やすことは,できるのではないでしょうか。図書館へ連れていくのも効果的だと思います。初めは親子で行くようにし,あとは自分で通えばよいと思います。
マナーという点では,校外学習や地域の方々と交流する場面での体験活動を通して身に付けてほしいと考えています。バスや電車でのマナー,歩く時のマナー,自転車に乗る時のマナー,お年寄りや障害のある方々と接するときのマナーなど,学習や行事を通しても指導していきます。もちろん,校内での廊下の歩き方やトイレの使い方など,他の人も利用していることに配慮する姿勢を育てようとしています。


目指す自分の姿:「仲よく遊び,思いやりをもって行動する」

 「楽只っ子 十か条」の4つ目は,「仲よく遊び,思いやりをもって行動する」です。昨年,朝会の際に,「“かっこいい楽只っ子”は,どんなことができる人かな?」と子供たちに問いかけました。その後,縦割りグループに分かれて,各グループから具体的な姿を3つ提案してもらいました。その中には,「思いやりをもった人になりたい」「みんなと仲よくできる人」「思いやりをもてる人」「思いやり」「仲よく遊ぶ」「思いやりの心」「友達と仲良くできる」といった意見が出されました。「仲よく遊び,思いやりをもって行動する」は,子どもたちが出してくれた意見をまとめたものです。
楽只小の子どもたちは,自分が,どう行動しなければならないかをよくわかっています。実際にそのことが実行できるかという点では,まだまだ不十分だと,自分たちでも考えているようです。
 しかし,自分たちのあるべき姿を知っているということは,とても大切なことです。なりたい自分の姿を知っているからこそ,失敗したときに反省もできるのです。友達の許しや協力,そして励ましを受けて,悔い改め,よりよい人間になろうとがんばれるのだと思います。子どもたちは,まだまだ成長途上です。大人の私たちから見れば,失敗も多いと思いますが,好意と期待の眼差しで見守りたいものです。

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