今年も孫美幸先生に来校いただき講演をしていただきました。「多文化に生きる豊かさ 一人ひとりが生きやすい未来を創るには?」と題し、フラを全員で踊ったり、戦争と平和について考察したり、自身のキャリアやアイデンティティについて理解を深めたりと多岐にわたる内容でした。生徒は個々それぞれが自分なりの気づきを得たのではないでしょうか。世界的にみると、私の「あたりまえ」は小さな範囲。今日の話を聞いて、少し視野が広がったのではないでしょうか。
<感想より>
〇自分の印象や先入観で決める前に「まず知る」ことを大切にしたい。もし自分とは考え方が違って、自分には共感できないことがあっても、それを自然に受け入れられるようになりたい。「どの入り口から入っても、人間はみんなたどり着くところは同じ」という言葉が心に残りました。みんなが分かりあえて一つになれるところはどこなのか、自分なりに探していきたいです。
〇私は今回の講演で自分の国の文化にも他の国の文化にもそれぞれ魅力が無数にあり、お互いに「認める」というより「喜び合う」「褒め合う」という感じで、違和感があっても笑顔で楽しむことが大切なんだなと思いました。それは身近なことから実践できると思いました。
〇広い視野を持ち、一つの物事を一つの側面からだけではなく、いろいろな角度からみて行動することで、他人のことを考えられ他人を傷つけることが減るのではないかと感じました。
〇自分の意見だけでなく他の人の意見も受け入れられるようにしたり、他国の文化的な遊びを実際にしてみたりして、境界線を「はっきり」ではなく「うすく」に変えられるようにしていきたいです。
〇フラを3年ぶりに踊ってみて歌詞の意味を改めて知りました。自然を大切にする考えがこんなにも含まれていたのかとおどろきました。先人はその考え方を歌で踊りで伝えようとしていたのだと思うと、それほど大事だと考えられていた自然を今自分は大切にできているのかと、少し胸が締め付けられる思いになりました。これからも昔に生きていた人たちの知恵や伝えてきたことを知り、自分の人生に活かせていきたいと思います。