最新更新日:2024/09/27 | |
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ちいちゃんのかげおくりお話を一人一人が分担して音読します。役割を決めて,前で劇をする場面もありました。歌で表現する場面もあります。歌の伴奏も子どもたちが担当していました。自分たちでどんどん進めていく姿は,子どもたちの大きな成長を示していたと思います。 このお話は,国語の教科書に載っているみんながよく知っているお話です。「見ていて涙が出ました。」という保護者もおられ,感動する発表でした。 大きなかぶ1年生にとっては初めての発表会。 国語の「大きなかぶ」を劇で発表しました。 かぶが3つできたので,1つずつ抜きます。 小さなかぶを「うんとこしょ,どっこいしょ」 中ぐらいのかぶを「うんとこしょ,どっこいしょ」 最後は大きなかぶを「うんとこしょ,どっこいしょ」 言葉の繰り返しが楽しそうでした。 動作も揃って,かぶの大きさがよくわかりました。 入学してまだ3ヶ月の1年生が,みんなしっかり声を出して,力を合わせて素晴らしい劇を完成させました。 六年生参禅会当日は,相国寺のご厚意により,講話,参禅,見学をさせていただきました。 日本式庭園に面した小講堂で最初の講和が始まりました。 「正式な名前は万年山相国寺と言います。昔の寺は山の中に寺を建てたから山をつけます。いつまでも平和が続くようにという意味から万年山と名付けました。同じように金閣寺は北山,銀閣寺は東山をつけます。開山した人は夢想国師という人です。 ・・・・・・・。 当時の寺には,七重の塔があり高さは百六メートルあったそうです。五重塔の二倍の高さがあり,今のスカイツリーのようにみんなびっくりしたそうです。 この寺で一番古いのは法堂(はっとう)で1605年に豊臣秀頼がたてました。その天井には皆さんの干支である龍が描かれています。この龍は蟠龍図といい,今にも天に登ろうとしてわだかまっている様子を加納光信が描いた龍です。角は鹿の角,頭はラクダ,目はウサギ,うろこは鯉,爪は鷹の爪,手は虎の手,耳はウシという架空の生き物です。 ・・・・・・。 さて,皆さんは今日,相国寺を訪れました。ひとつだけ覚えて帰ってほしい言葉があります。それは,「思いやり」という言葉です。「思いやり」とは相手の心に自分の心を重ねることです。東北で大震災がありましたが,災害にあって初めて人は日常の普通の生活をありがたく思うことができます。日常のありがたさをかみしめて人を思いやる心を持ってほしいと思います。」 落ち着いて話が聞けました。ときおり吹き抜ける涼しい風は気持ちよく,室町小学校の卒業生として身近な話や休憩を交えながらの話は,楽しく聞くことができました。子どもたちは、講和の最後まで正座を崩さず話に聞き入っていました。休憩時間には「足がしびれた」といっていました。 これから座禅を組みます。一分一秒たりとも体を動かさないで心を静かにするのです。ただ,それだけです。緊張の中で参禅が始まりました。最初の鐘の合図で,一人がくすくすと笑いました。「静かに。」と諭されるとその後は身じろぎ一つせず20分の座禅に集中できました。2回目の参禅体験では,自ら警策を求める子どもたちが増えました。 座禅が終わって,法堂で天井の睨み龍を見た後,一人ずつ手を叩いて鳴き龍の響きを楽しませてもらいました。その後,開山堂へ行き,前庭に座り日本庭園・枯山水をゆっくり眺めることができました。何回も戦火にあっては立て直してきた人々の思いを感じることができました。 室町時代の文化をどれほど理解できたかはわかりませんが,帰り際に「私が覚えておいてほしいといった言葉は?」と問われ大きな声でしっかりと「思いやり」と答えていました。 お世話になりました相国寺の皆様,本当にありがとうございました。 |
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