6年生が,防災体験会を行いました。想定は,京都に大地震が発生し,自治会単位で桂徳小学校まで避難しにやって来るというものです。スタートは午後6時。太陽も沈み,あたりはすっかり夜です。各自治会の会長や消防団員を先頭に,6年生が並んで学校までやってきました。学校到着後,停電の想定で真っ暗な体育館に入りました。体育館に入ってもたくさんの住民が避難しているという想定で,各クラス男女別にせまいブルーシートに座りました。それから各自持参してきた防災かばんの中身を見せ合いました。懐中電灯,防寒具,乾電池,ラジオなどなど。持ち物については,おうちの方からアドバイスをいただいた子も多かったようです。それから夕食の時間です。自分で持ってきた緊急用食料(缶詰など)を食べました。午後8時からは電気をつけて,体験のふりかえりをしました。「今日は3時間だけど,本当に災害が起こったときはこの状態がいつまで続くか分からず,とてもつらいと思いました。」「このままここに泊まると考えると,不安な気持ちになりました。」などの感想が見られました。最後に,これまでさまざまな被災地をまわって避難所で暮らす人々の支援をしてこられた社会福祉協議会の方にお話をしていただきました。「東日本大震災のあと17日目に訪問した避難所の夕食が,バナナ1個とみかん2個だった。」とのお話には,6年生も驚いていました。そして午後9時に体験会が無事終了。お迎えに来ていただいた保護者といっしょに下校しました。
この会は自治会をはじめ地域の方々,保護者の方々,桂徳消防分団,西京消防署の方々に多大なご協力をいただきました。6年の子どもたちにとってこの体験会は,防災を人ごとではなく自分ごととしてとらえるよい機会になったと思います。ありがとうございました。