最新更新日:2024/09/24 | |
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ことばときこえの教室 通級対象児童
〜話しことばにおこるリズム障害【吃音】(きつおん)〜
ことばがどもることを「吃音(きつおん)」といいます。主な症状(中核症状)には,つぎの3つがあります。 ○ ことばの一部をくり返す・・・(例 「ぼ,ぼ,ぼ,ぼく」) ○ 引き伸ばす・・・(例 「き のうね。」) ○ つまる・・・(例 「・ ・ ・ ったまご」) 他に,ことばにつまったときに,何とかことばを出そうとして力が入ってしまったり,頭や手足などを動かしたりすること(随伴運動)があります。 子どもが大きくなってくると,どもることを恥ずかしく思ったり,どもりたくないためにいいにくいことばや話す場面を避けたりするようになることもあります。どもることに対する恐怖から消極的になったり,人を避けたりするようになることもあります。 吃音は単なることばの問題ではなく,個人にとって深刻な問題になる可能性があり,なおざりにしてよいものではありません。(全国言友会連絡協議会 「どもる子どもがクラスにいたら」 パンフレットより) 「吃音」の原因や治療法において,医学的にはっきりとしたものは,未だ確立していません。教育の場である「ことばときこえの教室」では,吃音にとらわれない子どもの豊かな育ちを支援しています。在籍校や保護者の方と連携し子どもをとりまく周囲の環境についていっしょに考えます。吃音について知識の理解や楽な話し方なども学習します。まず,はじめには,子ども自身や保護者と吃音のことについて,いっしょにオープンに話せるように配慮しています。保護者の方には,吃音についての情報も提供しています。必要があれば,子どもの在籍学級で,クラスの子ども達へ吃音理解の授業をすることもあります。 今年度は,吃音のある他校の小学生や吃音当事者の若者たちとの交流をする「なかよしになろう会」を平成31年1月7日午後に朱雀第七小学校で実施する予定です。吃音のある児童にとって,同じ吃音のあるお友達や吃音当事者の方との出会いは,本人の自己認識を育てます。まだまだ先ですが,ぜひ親子でご参加ください。 |
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