最新更新日:2024/09/27 | |
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第7回数理工学コンテスト 優秀賞受賞!
本日昼休み,昨年度3月に第7回数理工学コンテスト(主催:武蔵野大学)で優秀賞を獲得した3年生の生徒に,校長からの伝達表彰式を行いました。
受賞論文のタイトルは「Unityを用いた新型コロナウイルス感染症のシミュレーション」。昨年度の探究基礎「数学・情報ゼミ」で取り組んだ研究の成果です。論文の要旨を21期生探究基礎活動録から引用します。 …感染症は人を介したネットワーク上を伝わり拡大する。本研究では,Unityを用いてネットワークを再現し,コロナウイルスの特徴を組み込み,感染症の流行をシミュレーションした。その結果,第2波の発生の仕組み,緊急事態宣言を行うべき時期・期間・制限の程度などを考察し,現実と比較した。(21期生探究基礎活動録「方舟」より) 高校の数学科,情報科の範囲を越えた部分は自分で勉強し,また同じ分野を研究していた20期生の先輩から多くの教示を受け,自分の興味関心を掘り下げた,と賞状を受け取ったあと,校長との談話の中で話をしてくれました。活動録の中にも,研究ができているのは周りの人のおかげ,これを大切に出来る人になりたい,と記しています。情報科の教員によると,今回の研究で培った数理モデルの知識は,情報学の軸になる大事な部分で,Unityという開発環境を用いて,それを自分で試行錯誤しながら積み上げたということも,今回の表彰で高い評価を得た要因だろうとのことでした。 校長から,今後の課題を問われると,コンテストの講評でも指摘があったが,今回のシミュレーションにはPCR検査の要素が入ってない。それを組み込めば,政策の提言もできるはず,と力強く語ってくれました。 |
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