最新更新日:2024/09/24 | |
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卒業生先生への取材(その3)
4月28日(木)、この日は京都市立日吉ケ丘高校を訪問しました。
雨の降る中でしたが、校舎のリニューアル工事中で外壁の塗装がきれいに施され、内部も二足制になり、教室や廊下の壁や床も美しくなっていました。 日吉ケ丘高校には、教育みらい科1期生の嶋田三四郎教諭(弥栄中学校:現開晴中学校出身)が今春から新規採用教諭として勤務しています。担当教科は理科です。京都教育大学の理科領域専攻を卒業後、同大学院でさらに2年間学んで専門性を高めました。小中高の理科教育に共通するものを学校現場で学び、実践経験を多く積んでからの教員デビューです。 現在、1年生を担任しての今の気持ちを尋ねました。すると「子どもたちが成長している様子を間近で見られることと、それに合わせて自分も教師として成長できるのが思っていた以上のやりがいです。」と笑顔ですぐに返事が返って来ました。 弓道部の顧問として活躍中で、塔南高校時代にも3年間弓道部で「文武一貫」を実践した時の経験が生きているようです。日吉ケ丘高校には、塔南高校時代に教科指導や部活動でお世話になった先生方がたくさん在籍しておられ、今でも貴重なアドバイスをもらえる点がとても心強いようです。 高校時代を思い出すと、教育みらい科の取組で2年生の秋に学校現場実習に行けたことが一番良かったということでした。高校生が5人一班で授業をするにあたって学習指導案を書き、現職の小学校の先生から直接指導してもらえたことが財産になっているとのことです。 最後に教育みらい科をめざす中学生の皆さんに伝えたいことは、「みらい科で何をしたいかという明確な目的、目標をもつことです。教員になりたいとか、コミュニケーションスキルを高めるとか、社会性を身につけるとか意識し続けることで、みらい科でしか経験できない有意義な3年間になるはずです!」とのことでした。 今後ますますのご活躍を祈っています。 採用試験セミナー
5月21日(土)、本校にて採用試験セミナーが行われました。
教員採用試験を受験予定の教育みらい科4,5期生(現在大学3、4回生)の激励のため、3期生で今春から学校現場で活躍している先輩教員をゲストに迎えて、教師の仕事のやりがいや苦労話、大学時代にしておくべきこと、そして採用試験の対策の仕方など貴重な経験を伝えてもらいました。 昨年このセミナーに参加し、努力の末合格した先輩の話に一同熱心にメモを取る姿がみられました。各大学でも十分に試験対策をされているかと思いますが、塔南高校としても卒業後も何らかの形で応援ができればと思っています。 今春現在で、1〜3期生合わせて35人が先生になっています。(幼3名、小22名、中7名、高2名、総合支援1名:京都市、京都府、他府県、私立) 本校卒業生の今後の健闘をお祈りします。 【写真右】アジサイが少しずつ校内で咲き始めています(事務室前花瓶) まなびサポーター始動!
今年度も近隣の吉祥院小学校と祥栄小学校の「放課後まなび教室」に小学生の学習や遊びの補助をするサポーターとして、本校生徒が参加することになりました。教育みらい科だけでなく普通科で将来教員志望の生徒も含まれています。1年間の活動を通して高校生は小学生との接し方・関わり方を学び、小学生は年齢の近い高校生の来校を喜び、お互いに有益な取組となっています。
5月16日(月)、この日は吉祥院小学校担当の6人が小学校を訪問し児童の学習の様子を見学しました。その後まなび教室の職員の方からオリエンテーションを受け、6月からスタートするサポーターの活動の心構えなどをうかがいました。 祥栄小学校でも6月からサポート活動が始まります。両教室とも実り多い取組となることを願っています。 卒業生先生への取材(その2)
4月27日、この日は京都市立久我の杜小学校を訪問しました。
久我の杜小学校には、教育みらい科1期生の北村有芽香教諭(深草中学校出身)と同3期生の上仲花実教諭(久世中学校出身)が勤務しています。同じ学校に2人のみらい科卒業生がいることはまだ珍しいことですが、共通の話題ができたり、高校時代に培った力を今同僚として同じ現場で生かせてもらっているなら嬉しいことです。 この日は、今春新規採用の上仲教諭の取材をしました。 久我の杜小学校は、平成4年開校。平成23年には「京都市子どもの読書活動優秀実践団体表彰」にて「教育長賞」受賞。平成27年にはパナソニック教育財団から実践研究指定を受けています。久我の杜の名は、古くは「木々にはう蔦紅葉せり 久我の杜・・・」と万葉集に歌われる、美しい紅葉の里から来ています。 学校のスローガンは「わかる喜び、できる喜び、笑顔あふれる久我の杜〜なりたい自分をめざして粘り強く努力する子〜」です。この日は、まず校長室を訪問しました。笑顔あふれる近藤校長先生から、卒業生・上仲教諭の4月当初からの仕事ぶりを褒めていただき、期待しているとのことでした。彼女の高校時代から関わってきた者としてとても安心し嬉しく思いました。 上仲教諭は現在1年生の担任となり、はじめての授業参観や家庭訪問で忙しい中の訪問でしたが、周りの多くの先生方に支えられて毎日が充実し、学校に来るのが楽しいということでした。先生が楽しく仕事していると子どもたちも自然に笑顔になります。 今後ますますのご活躍を祈っています。 卒業生先生への取材(その1)
今年も多くの教育みらい科卒業生が、幼小中高の学校現場で「先生」としてデビューし、活躍してくれています。そんな便りを耳にすると高校時代から関わってきた者としてとても嬉しい思いがしています。今年も塔南高校の学校案内パンフレットや塔南新聞、ホームページなどで何人かの頼もしい「卒業生先生」を紹介し、応援していきたいと思います。本日はその第1回目です。
4月21日、この日は京都市立西賀茂中学校を訪問しました。西賀茂中学校は京都市内の北部にあり、昭和63年に開校。豊かな自然と歴史に恵まれた地域にある魅力的な学校です。 本校教育みらい科1期生の武智康晃教諭(西宇治中学校出身)が4月から国語科教員として新規採用され赴任しています。現在1年生の担任、剣道部の顧問として活躍中です。塔南高校時代も剣道部に所属し、熱心に活動した経験が生きているようです。 担当の国語の授業は、教室のモニターテレビを駆使してパワーポイントで作成した教材を使って、中学生にわかりやすく授業をする工夫をされていました。 取材中も終始笑顔で、高校時代の教育みらい科専門科目で経験した数々の取組での思い出や、大学・大学院時代の学び、現場での貴重な実践、また現在の教師の仕事のやりがいなどを熱く語ってもらい、とてもやる気が伝わってきました。 今までの豊富なキャリアを生かしての今後ますますの活躍を祈っています。 オリエンテーション合宿その4(教育みらい科グループ発表)
オリエンテーション合宿2日目。教育みらい科は,苅谷剛彦『学校って何だろう』に関するグループ発表に挑みました。
前日にポスターの下書きと発表原稿(シナリオ)作成を終えていた生徒たち。2日目の朝は,発表会が始まる直前まで,原稿を見ずに発表する練習を繰り返したり,印象に残る発表方法について話し合ったり,活発に準備を進めていました。 発表会は,どのグループも時間を守って堂々とした発表ができていました。質疑応答でも議論が深まり,自分が担当した部分はもとより,他のグループの発表内容がきっかけとなって教育について改めて考えさせられた生徒も多くいたようでした。 発表会で実際に交わされた質疑応答の様子を一部ご紹介します。 【質疑1】 自分の出身中学は私服だったが,規律は守られていた。制服には本当に規律を守らせる効果があるのか。 【応答1】 内面の一体感をもつことは私服でもある程度可能かもしれないが,外見を統一することで「この学校の一員なんだ」という意識が高まり,より効果的に規律を守らせることができると思う。また,学校外の人から見ても,「○○学校の生徒だ」と分かりやすいことも一体感を高める助けとなる。 【質疑2】 子どもの非行をなくすために学校ができることは何か。 【応答2】 子ども一人一人に細かく目を配り,保護者とも連携することが必要だ。しかし,これは学校だけでは解決できない難しい問題だ。地域や警察・役所などが協力して対策を考えることが大切だと思う。 写真左:ポスター作成も大詰め。 写真右:発表会の様子。教員からも質問が飛びます。 |
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