最新更新日:2014/10/09 | |
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青い目の人形
1927年,アメリカの宣教師シドニー・ギューリック氏の呼びかけで,日本の子どもたちへ友情の親善使節として12739体の「青い目の人形」が贈られました。そして,その返礼として,日本からも58体の「答礼人形」がアメリカの子どもたちに贈られました。
現在,日本には約200体の「青い目の人形」が健在であると確認されています。そして,そのうちの1体が本校に残るアンちゃんです。 アンちゃんは,毎年ひな祭りの日に,崇仁校のおひな様たちと一緒にひな壇を飾ってきました。 しかし,やがて「青い目の人形」たちにとっても不幸な時代を迎えることになりました。戦争です。多くの「青い目の人形」が,敵国の人形だということで壊されてしまいました。そんな中,「小さな人形に罪はない」と考えてのことか,本校のアンちゃんは,一人の女性教師の下で隠して保管されていたということです。 戦争が終わり,アンちゃんが再びひな壇に戻ってこられる日が来ました。1975年には,修復のためボストンから里帰りした「答礼人形」のミス京都府を迎えて,京都市役所で対面式をしています。アンちゃん自身も交流展などで各地を巡り,アメリカに里帰りもしています。 今もアンちゃんは,崇仁校の子どもたちに,平和の大切さ,友情の大切さを語ってくれています。 |
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