最新更新日:2024/09/27 | |
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学校薬剤師による定期空気検査
毎年,冬のこの時期,学校薬剤師の中林先生による教室の空気検査を実施しています。中間休みにまどを開けて空気を入れ替えた後,3時間目いっぱい使って教室の空気の様子を検査していきます。今年は,二酸化炭濃度・温度・湿度・気流・浮遊粉じんなどの変化を見て行きました。1年1組で実施しました。
教室の温度は,45分後,12.4度→17.8度,湿度は,53%→34%,二酸化端度は,500Ppm→800ppmで,締め切っていると時間がたつにつれて温度は上がり,湿度は下がり,二酸化炭素は増えていきますが,おおむね良好のようでした。 ただ,1年生の教室で人数も20名弱の結果でしたので,これが,6年生でもっと人数も多い教室で測ると,二酸化炭素は,もう少し上がると考えられます。なにより,教室をしめ切ってエアコンをつけると,湿度がどんどん低くなったことには驚きました。空気が乾燥して,カゼのウイルスが活発になる環境が整うということです。 やはり,休み時間には,運動場側の窓を開けて,少しでも空気を入れ替える必要がありそうです。各教室では,廊下側の天窓を2か所20〜30センチ開けています。これでもかなりの効果があります。 もうひとつ,興味深かったのでが,粉じんです。3時間目が始まって,教室内をまだ子どもたちが歩き回っていたときに測ると,0.034mg/㎥,黒板を消すと,0.046mg/㎥,座って学習中は,0.025mg/㎥でした。このことから,給食の配ぜん前は,黒板は消さない方がいいことと,静かに座って待つことが大切だということが分かりました。 これで,学校薬剤師の先生による今年度の定期検査は終了しました。ありがとうございました。 |
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