最新更新日:2024/09/27 | |
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「3年生 公開実技試験( 第2日)」を行いました!
6月18日(土)
先週に引き続き,3年生「公開実技試験」の第2日目が行われました。 一般申込のお客様にも多数お越しいただいて,弦楽専攻と管楽専攻の3年生が演奏を披露し,作曲専攻の3年生は自作のヴァイオリン・ソナタを,ピアノ伴奏として演奏に加わり,発表しました。 以下は,出演した3年生の感想の一部です。 コロナ禍でお役様を入れての演奏会が少なくなっている中,このように公開実技試験ができたころを大変嬉しく思っています。自分の実技をソロで聴いていただく機会は多くないし,高校生のうちからこのような貴重な経験ができることにとても感謝しています。緊張しましたが,楽しんで演奏することができて良かったです。そして演奏前後にお客様や同級生から拍手をもらえることのありがたみを身に染みて感じました。今回見つかった課題の克服のため,今後も練習を重ねていきたいです。 今日は,本当にありがとうございました。(管楽専攻) この公開実技試験の感想は「楽しかった」の一言に尽きると思います。もちろん,今後の課題を知るきっかけにもなりましたが,コロナ禍でお客様の前で演奏できなかったり,演奏会がなくなったりとつらい状況が続く中,この2日間はたくさんのお客様と自分の音楽の世界観を共有することができて,とても楽しかったです。 これからは受験に向かってさらに頑張りたいと思います。ありがとうございました。(ピアノ専攻) コロナで多くの事が制限されている中,皆様の前で一人で歌わせていただけて,感謝の気持ちでいっぱいです。ご来場くださった皆様,いろいろと計画していただいた先生方,本当にありがとうございました。 久しぶりに満員のホールで歌わせていただいて楽しかった半面,すごく緊張しました。練習でできていた事ができなかったりなど,まだまだ課題もたくさんありますが,演奏者としては,人前に立って自分の音楽を相手にどう伝えるかをいちばん大切にしながら,次の試験や大学受験に向けて頑張っていきたいと思います。(声楽専攻) ご来場くださいました皆様,誠にありがとうございました。 次は,7月22日(金),京都コンサートホールでの第49回オーケストラ定期演奏会です。 入場券のお申込みをお待ちしております。 (お申込み方法は こちら です。) 3年生 公開実技試験(第1日)を行いました!
6月11日(土)午後
本校音楽ホールにおきまして,3年生の公開実技試験が始まりました。 3年生の前期実技試験は毎年、「定期演奏会」として公開で実施しており、今年でちょうど第200回となりました。 コロナの影響で,2年にわたって関係者のみで行ってきましたが,今年度は,事前申込制ではありますが,一般の方にもご来場いただくことができました。 11日(土)は,第1日目として,ピアノ専攻11人と声楽専攻6人が試験に臨みました。 前日のリハーサルでは「死ぬほど緊張した。」などと言い合っていた3年生でしたが,本番では,舞台袖から,放送や舞台セッティングなどで3年生を支える1,2年生の演奏委員たちに温かく送り出され,ステージでは,客席の一般申込の皆様,保護者の皆様,在校生たちの大きな拍手に迎えられて,気持ちを整えることができたようです。 お客様の前で演奏を披露できる喜びと感謝を込めて,一音一音に集中して演奏していました。 ご来場の皆様,本当にありがとうございました。 公開実技試験(第2日)は,今週末の6月18日(土),弦楽・管楽・作曲の発表を行います(事前申込はすでに終了しております)。 【文化芸術探究事業】「長唄講義」を開催しました!歌舞伎の音楽 長唄ってなに? 〜知る・見る・聞いてみよう〜》と題して,1年生を対象に「文化芸術探究事業」を本校音楽ホールにて行いました。 講師には,杵屋勝九郎先生,杵屋寿哉先生(以上,三味線),今藤小希郎先生(長唄)をお迎えし,解説は,本校「日本音楽史」担当の井口はる菜先生にお願いしました。 入学後初めて邦楽を体験する1年生たちは興味津々で,先生方の演奏や説明を食い入るように見つめ,耳を澄まして聴き,メモをとっていました。特に,三味線の構造などの説明では,三味線独自の「サワリ」と呼ばれる構造が,一の糸が上駒から外れていることによって倍音と共振の現象を生み出していることや,調弦が3種類あること,また,調弦は絶対音を表わす訳ではなく,相対的な音程関係を表現していることなど,驚きの連続でした。 歌舞伎のなかで演奏されるBGM「黒御簾音楽」の実演では,川の流れや雪の降る音,幽霊の登場シーン,狸や猿,秋の虫の鳴き声などの表現をクイズ形式で学びました。 質疑応答に移ると,「川の流れの音楽ではテンポの揺れが大きかったが,どうやって合わせているのか?」「唄方の先生の持っている扇子の意味は?」「楽譜はどんなふうになっているのか?」「演奏中,真顔なのはなぜ?」といった疑問から,「本番前に緊張を落ち着かせるためにしているルーティンはありますか?」といった質問まで,次から次へと飛び出しました。 休憩をはさんで,次はいよいよ体験学習です。「三味線体験」には希望者が殺到したため,大ジャンケン大会となり,3ペア6人が体験の権利を勝ち取りました。 それぞれ,わかりやすく丁寧にご指導いただき,「予想以上に重たかった」「手元を見ずに弾くのが難しかった」など,自分の専攻の楽器と比べてさまざまな感想を述べていました。 次は,全員,合唱用マスクに付け替えての「長唄体験」です。三味線をわざわざ実音でチューニングしてくださり,違和感なく歌えるようにしてくださいました。最初は声も小さく自信なさげでしたが,徐々に慣れ,先生方の三味線にあわせて,勧進帳の一節をみんなで歌うことができました。 1年生は,日本の伝統的な音楽を身近に感じ,また,西洋音楽との違いや共通点をさまざまに感じ取ることができたと思います。視野を広げ,音楽を様々な観点から学んでいく一つの貴重な経験になったことでしょう。 お世話になった杵屋勝九郎先生,杵屋寿哉先生,今藤小希郎先生,井口はる菜先生,本当にありがとうございました。 |
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