最新更新日:2024/09/17 | |
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運動会に寄せて
保護者の皆さん,地域のに皆さんの温かいご支援のもと,無事に運動会ができました。ありがとうございます。
「行事はあるからするのではなく,行事をする意味があるからする」今日の運動会後の学校運営協議会で地域の方からこんな言葉をいただきました。 西院幼稚園の運動会も,する意味がある運動会だったと理解していただいた,とてもうれしいことだと思いました。 そこで,運動会をする意義を上げてみたいと思います。 1 体を動かして遊ぶ楽しさ,心地よさを十分に感じる 2 友達と一緒にする楽しを味わう・・・仲間として協力する楽しさを感じる 3 自分の力を十分に発揮して,あきらめずに取り組む 4 失敗や悔しい思いを乗り越えて,頑張ろうとする (他にもあるとは思います) やや5歳児に重きを置いて考えた意義ですが,こんな姿が子どもたちに見られたのではないでしょうか。この4点は、運動会がなくても育つことではあります。しかし,運動会という子どもたちが主人公の行事の中で,幼稚園の中だけよりも,たくさんの方に見ていただき,応援していただき,認めていただき,達成感を感じ,育つことがより明確になるチャンスと思います。 子どもたちにとっては,今日のリレーも,帽子取りもあす以降の幼稚園の遊びで続いていきます。しかし,運動会で楽しかった,頑張ったという自己の意識がより子どもたちを大きく育ててくれると思います。 リレーの写真を載せます。 昨日までずーっと赤チームは連敗していました。「でも,今日は昨日より速く走る」とグラウンドに出て行った子どもたち。 バトンを渡すときも精一杯走り抜けました。待っている子の手も,走ってくる子の手もしっかり伸び,仲間としてバトンをつないでいました。 アンカーの選手もあきらめず最後まで走り切りました。 心の育ち
小学校のグランドをお借りして走ったり,縄跳びをしたりしていた時のことです。
原因は何かわかりませんが,「ねぇ・・・どうしたの?」と写真右の女の子(Aちゃんとしましょう)が元気のない左側の女の子(Bちゃんとしましょう)の手を握って聞いています。どちらの子どもも4歳児,幼稚園に入園して半年が過ぎました。Aちゃん「先生に言いに行こうか?」「・・・・・」首を振るBちゃん。顔を覗き込んでAちゃん「大丈夫?」心配して聞きます。「先生に言いに行こうよ」とふたたびAちゃん。「大丈夫」とBちゃん。 その後,Bちゃんはちょっと気を取り直し,Aちゃんはまだちょっと心配気にクラスの友達のところへ行きました。 入園して半年,こんなにも友達のことを気にかけることができる子どもになりました。そして,友達が心配してくれることで,自分なりに気持ちを立て直して頑張れるようになりました。友達,仲間として,心がつながっていると思いました。 心が育つ・・・,心を大事にしています・・・と私たち幼稚園の教員はよく言います。 でも,心は目に見えない・・・「これが育った心です」とお見せできない。しかし,日々の子どもたちの言動に育った心は表れています。どうぞ,保護者の皆さん,これから幼稚園にお子さんを通わせる保護者の皆さん,西院幼稚園に来て,子どもたちの姿を見てください。子どもたちの言葉を聞いてみてください。そこには,子どもたちの心が表れています。見よう!感じよう!とすれば,子どもたちの心の育ちが分かります。 |
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