最新更新日:2019/03/28 | |
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いい刺激を届けてくれる聴講生
本校には,この時期になると,毎年,オーストラリアから一時帰国する男の子が,聴講生としてきてくれます。オーストラリアは南半球にあり,日本とは季節が逆になるため,12月〜1月が夏休みになるためです。
彼は,2年生の時から毎年来てくれているので,今年で5回目となります。当該学年の子どもたちは,彼の来訪を大変楽しみにしています。彼は,現地校に通っているものの,週末には日本語補習校に通っていたり,家庭内でも日本語は使っていたりするため,日本語でのコミュニケーションには全く問題がありません。クラスでは一番の大柄で,温厚で明るい性格に,発言も積極的なので,人気者となっています。 子ども達が彼と触れ合う姿を見ていると,少人数ですっかり気心が知れた,家族・兄弟のように慣れ親しんだ集団に,良い刺激を与えてくれているように感じます。本校のような小規模な集団というのは,お互いの性格・人柄を十分に理解しあっているという居心地の良さや安心感がある反面,行き違いが生じると,修復が難しかったり,逃げ場がなかったりという困難さがあります。また環境面では,コミュニケーション力の育成という点で難しいという弱みもあります。 毎年,決まった時期に訪問してくれる彼の存在は,日常を少し変えて,新鮮さが味わえるという意味で,大きな意義があるのかもしれません。 |
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