最新更新日:2024/09/27 | |
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新学習指導要領の実施に向けて
来年度から,小学校では新学習指導要領が本格実施となります。そのため,最近は新聞やテレビ等でも,外国語の教科化やプログラミング教育を含む情報活用能力のことなどが,よく話題に取り上げられています。プログラミング教育については,今年度5年生の算数科「円と正多角形」(2月)でプログラミング言語のScratch(スクラッチ)を使って,試行実施します。その内容については,夏季休業中に教職員みんなで研修を行い,実際にコンピュータで三角形や四角形を描きました。設定の仕方によっては音を出したり,何秒間か止めたりできることに気づくなど,教職員が楽しみながら主体的に研修する姿が見られました。令和2年度からは,5年算数科に加えて6年理科「電気の性質とその利用」も全校実施となります。
本校では,新学習指導要領実施に向けての研修を行うと同時に,3年前から学校行事の見直しや精選を行っています。例えば,13日(金)に実施しました音楽集会で各学年が歌う曲も教科書に掲載されている曲を基準に選定しています。音楽科の年間学習時間は,1年生は68時間,6年生は50時間というように,学習指導要領で決められています。その中で,歌唱・器楽演奏・音楽づくりを行う<表現>と<鑑賞>の学習をします。教科書の基準を超えた難しい曲を歌うために,時間をかけて練習する余裕はありません。したがって音楽集会では,音楽の学習で学んだことや身に付けた力を表現し発表するとともに,他学年の歌唱を聞いて鑑賞したことを振り返りの時間に記述しています。 また,28日(土)に実施する運動会も同様で,これまで体育科で学習してきた成果を発表する場であると位置付けています。応援してくださる皆様方には,運動会に臨む子どもたちの姿から,何をどのように学んできたのか,その結果どんな力が身に付いたのかを見ていただきたいと思います。大切にしていることは「学び」です。運動の技能を身につける,自己の課題を見つけ,その解決に向けて思考・判断するとともに,他者に伝える力をつける,ルールやマナーを守るなどを目標とした体育学習を基本に種目も考えています。子どもたちが運動に向かう姿や学ぶ姿をご覧いただき,子どもたちへの温かい声援を送っていただけると子どもたちの意欲や自己肯定感がさらに高まると思います。よろしくお願いいたします。 今,時代は大きく変化しています。予測が非常に困難なこれからの社会を生きる子どもたち一人一人が自分のよさを認識するとともに,すべての他者を価値ある存在として尊重し,協働しながら社会の変化を乗り越えていかなければなりません。そして,豊かな人生を切り拓き,誰一人取り残さない持続可能な社会の創り手となっていってくれるよう,育んでいきたいと考えています。保護者の皆様,地域の皆様には,今後ともご協力くださいますよう,よろしくお願いいたします。 校長 今村 ひろみ |
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