最新更新日:2024/09/27 | |
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6月は道徳教育推進月間 〜 「特別の教科 道徳」のはじまり 〜
京都市では,6月と10月を道徳教育推進月間に指定しており,昨年度の学校だよりでも,「道徳」のことについて書かせていただきました。そして,すでにお知らせしておりますように,「道徳」は,今年度から,「特別の教科 道徳」として教科化され,「教科書」が導入されるとともに「評価」を伴うようになりました。このことについては,テレビや新聞等の報道でも,いろいろと話題に上っているところです。
さて,西京極中学校ブロックの4校は,今年度「しなやかな道徳」教育研究指定校になり,協力・連携しながら道徳教育を進めています。この取組により,4校において学校全体の道徳教育が活性化するように年間指導計画を立てたり,各校で重点内容項目を設定したりしています。また,校内研修を充実させたり研修会に積極的に参加したりしながら,多様な指導方法による授業改善を図っていくことも,道徳主任や道徳教育推進教師を中心に取組を進めているところです。是非,保護者の方々や地域の方々にも授業の様子を見ていただきたいと考え,本校では6月3日(日)の休日参観日と,10月に近い11月5日(月)の自由参観日に,授業を公開いたします。今年度は,授業の指導内容を決め,6月3日は「親切・思いやり」を,11月5日は「規則の尊重」を全学年で公開いたします。 また,教科化された「特別の教科 道徳」の具体的な評価方法は,以下の通りです。 ・他教科のように数値によって評価せず,記述式の評価を行う。 ・学習状況や成長の様子についての評価であり,行為行動の評価ではない。 ・他の児童との比較による評価ではなく,いかに成長したかを積極的に受け止めて認め,励ます個人内評価を行う。 ・一面的な見方から多面的・多角的な見方へと発展していったことや道徳的価値の理解を自分自身との関わりの中で深めているといった点を見取る。 ・個々の内容項目ごとでなく,大くくりなまとまりを踏まえた評価を行う。 ・個人個人の人間性や道徳性についての評価ではない。 (学習指導要領,道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議報告 等より) このようにして,子どもたちを1年間通して見取り,3学期の通知票に記述式で評価することになります。 今年から,「特別の教科 道徳」が始まるとともに,学びと育ちのつながりを大切にした新たな3学期制が始まり,新学習指導要領移行期間も始まっています。これからも学校・家庭・地域で情報をしっかりと共有しながら,子どもたちを育んでいきたいと思っています。 校長 今村 ひろみ |
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