最新更新日:2024/09/27 | |
本日:1
昨日:65 総数:216176 |
高校生支援のとりくみ
「育」支援センター桃陽では、高校生への学びの支援も行なっています。
入院中の高校生が学習の場や機会を多く持てるよう、さまざまなICT機器を活用した取り組みを模索しています。 たとえば他の入院中の高校生と同じ教科を勉強して互いに教え合うとか、在籍校の映像を中継して、それを病院で視聴できるようにするなどです。 また、退院した後しばらく自宅療養することになっても、その間も自宅で学習に取り組めるよう、在籍校との交流が可能なタブレットパソコンの貸出しも行っています。 貸出しする前には、中継の確認などを在籍校と連携を図りながら行います。 お困りごと、ご相談等ございましたら、本校「育(はぐくみ)」支援センターまでお問合せください。 高校生支援〜参加者感想「学習会に参加して」〜
京大病院を退院した高校生が感想文を書いてくれました。
「学習会に参加して」 私は約3か月京大病院に入院しました。小児科での入院ではなかったので、入院中は話し相手もいなくて退屈な日々でした。母から学習会のことを聞いて参加しました。初めての参加は緊張しましたが学生ボランティアの方は楽しくて明るい方ばかりで、とても楽しい時間を過ごすことができました。 学習会では、分かりやすく勉強を教えてもらえたり皆でゲームをして盛り上がったりと、久しぶりに同世代の人たちと交流できて毎回元気をもらえました。大学の話を聞いたりして自分も大学に通いたいという思いが強くなり、頑張ろう!という気持ちが湧いてきました。 私は入院中、学習会が一番の楽しみ!というくらいになりました。もっと早く参加していたら…と思いました。色々なことを教えてくれる先生や素敵な学生さん達と出会えて多くのことを学ぶことができました。この学習会に参加できたことに本当に感謝しています。 高校生支援スタート
今年度も4月8日(月)から京大病院で高校生学習会を開始しています。院内に学習会用の部屋を確保していただき、月・水・金の15:30〜16:30で実施しています。高校生たちは時間になると自分の病室から学習室に通ってきます。取り組んでいる内容は
・自分のやりたい学習を進める ・スタディサプリの視聴 ・おしゃべり ・みんなでゲーム ・蛍雪時代などの資料閲覧 などです。 学生ボランティアは昨年度より参加者が増え,現在13名で高校生学習会を支援していただいています。勉強を教えてもらったり、受験のこと・所属学部の話・部活の様子・アルバイトなど,多様な話を聞かせてもらったりしています。入院する高校生が学生生活に触れることができるひとときです。 高校生支援 配信授業スタート
4月12日(金)から高校の授業が始まりました。高校から配信される授業に病院から参加しています。電波状況により、映像・音声が届きにくいことがありますが、声はほぼ届いています。教室にいるのとまったく同じという訳にはいきませんが、学習を進めることはできています。
授業プリントはPDFや写真で送っていただいています。プリント送信や配信の際の声かけ等,「育」支援センター桃陽と高校間で相談を進める中で,より工夫した配信授業につながっています。HR教室以外で授業がある場合、配信用の機器の移動が必要です。クラスの生徒・副校長先生・担任の先生・学年の先生が行ってくださっています。多くの方の協力で遠隔授業が成立しています。入院する高校生の復学に向けた安心感につながっています。 高校生活スタート
始業式・新入生オリエンテーション・キャリアガイダンス等の様子を見ることができました。配信があることで、入院中ですが他の生徒と同様の情報が得られています。課題テストも同じ時間帯に受けることができました。高校生活がスタートした感じです。
高等学校入学式
4月8日,今日は高等学校の入学式です。院内受験後,4月になっても入院が続いている生徒に向け,進学先高校から式の様子の配信がありました。院内の一室で本人・保護者で参観しました。同じ中学校出身の生徒の姿を見て,ちょっと安心したようです。式後はホームルームの様子を参観しました。
4月4日,高校生支援カンファレンス
平成30年度,院内受験後,高校進学をし,治療の関係で入院が続いている新高校生がいます。先日,高校生活スタートに向けての,支援に関するカンファレンスを主治医・担当看護師・医療ソーシャルワーカー・進学高校教員・「育」支援センター桃陽教員で実施しました。今後の予定について,情報共有しながら,当面の支援について意見交換を行いました。最後に授業配信について本人・保護者の意向を確認しました。その後,進学先高校と病院内の学習に使う部屋の電波状況を確認しながら,入学式の配信計画を検討しました。
|
|