最新更新日:2024/09/27 | |
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唐橋小学校の4月から12月までを振り返って h26/12/29
4月にこの1年間をかけて児童にできるようにしたいと思ったことは以下の3点です。
一つ目,挨拶をしっかりとすること。登校時の挨拶は,1年生から4年生まではかなりしっかりとした声でできるようになってきました。5,6年生は声が小さく,思春期の入り口であることを差し引いても意識的に声を出せるようにしたいと考えています。社会人になったときに,求められる第一歩は挨拶です。5,6年生のこの時期にこそしっかりした挨拶をしてほしいものです。ところで,それぞれのご家庭では,朝のおはようや夜のおやすみなさいの挨拶はなされているでしょうか。小さいころにはあったけれど,だんだんと大きくなるにつれてなくなってはいないでしょうか。 二つ目,多くの人の集まる場所でしっかりと話を聞くこと。学校の朝会ではかなり静かに話を聞けるようになりました。 三つ目,持ち物を大事にすること。その象徴が,くつをくつ箱にそろえて入れることと,カサ立てにカサを入れる際には,ネームバンドで留めてカサ立てにまっすぐに入れることです。はじめにくつをそろえることから始めたのですが,概ねきれいに入れることができるようになっています。きれいに揃えるようになって,見えてきたのは,かかとを踏んで歩いているために,かかとが傷んでいる靴があることです。かかとを踏んで歩くということは,生活の乱れと関係することがあります。また,カサ立てにきれいにカサを入れる児童も着実に増えています。カサについては保護者の協力が必要です。購入時に子どもにとって扱いやすいカサ(特にネームバンドの止めやすいカサ)を選んでいただくようお願いします。 このように,概ね自分のことは自分でできるようになってきています。しかし,学校で学んだことを普段の生活で活かせるかがカギです。この点は不十分です。挨拶は来客や地域の方,あるいは保護者や見守り隊の皆さんに対してもきちんとできているかと言えばそうは言えません。しっかりと話を聞くことはどうでしょうか。子ども祭りなど地域の集会では,話をしても良いという暗黙のルールがあるようです。私が地域の集会で話をするときは,ざわついている児童を前に必ずその点を言います。学校のトイレのサンダルの乱れもあまり変わっていません。これら3つに共通しているのは,先生の見ている前ではできるが,そうでないところではやらないことです。 おそらく,昔の日本では人が見ていないところでも,神様が見ている,仏様が見ているといった信仰の力が大きかったのでしょう。少し前でしたら,近所のおばさんやおじさんが「あかんよ」と教えてくれました。しかし,現在では信仰の力は洗脳と呼ばれてしまうことがあります。大人からの注意は知らない人から声をかけられたということで警察への連絡につながることがあります。 そうなると,学校や家庭の教育力というのは大きな影響を持つことになります。学校では上記の3点は来年も継続して指導をします。各ご家庭での教育もよろしくお願いします。 |
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