最新更新日:2024/09/26 | |
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式辞(巣立ちの式)
西学舎のグラウンド北側にある,早咲きの「サトザクラ」は,今年も西学舎を巣立つ5年生の門出を祝うかのように,満開を迎えています。
本日,平成30年度 第5回 東山泉小中学校 西学舎「巣立ちの式」を開催するにあたり,ご来賓,保護者の皆様にご臨席を賜り,高いところからではございますが,心よりお礼申し上げます。有難うございます。 東山泉小中学校は,5−4制施設併用型をとっていますから,5年生がこの西学舎の最高学年としてリーダーの役割を果たしてくれました。その頑張りを西学舎のみんなで讃えるのが,この「巣立ちの式」です。巣立ちの式は東山泉にしかない式です。リーダーとしての自覚と自信に満ち溢れた96名が,一人一人素晴らしい返事をしてくれたことに,とても嬉しい気持ちになりました。 みなさんは,東山泉が開校した年に入学されましたから,一橋・月輪・今熊野を経験していない初めての学年であり,その学年がいよいよ東学舎へと巣立つことになります。今日,この巣立ちの式で退場の際に1年生からメダルを掛けてもらうことになりますが,みなさんが第1回の巣立ちの式で掛けた側であることを考えると,新しい歴史が少しずつ積み重なっていることを実感します。 この5年生の学年目標は「チェンジ・チャレンジ・チームワーク」です。まさに東山泉の歴史を「チェンジ」していく学年です。いろいろなことに「チャレンジ」する姿は,みなさんが4年生の時に一緒に行った花背山の家での活動や今年度のみさきの家での活動から感じ取ることができました。そして「チームワーク」については,学習発表会での司会を始めとする運営や5年生の発表としての「96人のきずな 〜次のステップ〜」で充分に発揮することができました。いよいよ「真の次のステップ」がやってきたわけです。これからさらに磨きをかけて学年のチームワークを高めていく必要があります。 みなさんの学年には4年後に「東山泉に入学した初の卒業生」という肩書が付きます。その時に,「5年生までは出来ていたのに」ではなく,西学舎を巣立つ時よりもさらに成長して東学舎を巣立つ姿を見せてくれることを楽しみにしています。 これまでの先輩たちが築いてきた伝統を引き継ぐとともに,今年スタートした義務教育学校としての新たな歴史を一緒に刻んでいきましょう。 明日からは,早速,東学舎への登校となります。明日は6年生が義務教育学校前期課程修了式を迎えます。今の6年生はこの一年間でずいぶん成長をしました。それは他校の6年生では経験しないことを多く経験したからです。中学生の先輩と部活ができたこと。中学校の先生にたくさん勉強を教えてもらったこと。中学生と同じ形での定期テストいうものを受けたこと。標準服を着て学校に通ったこと。そして,7年生から9年生が優しく接してくれたこと。このような生活が,みなさんを待っていて,同じように,いやそれ以上にみなさんを成長させてくれることと思っています。 それではみなさんが,標準服に身を包み,さらにいそいそと東学舎に登校してくれることを期待して式辞とします。 平成31年3月19日 京都市立東山泉小中学校 校 長 今津 敏一 式辞
柔らかな春の陽射しが,校内の泉桜に降り注ぎ,春の予感を感じさせてくれる頃となりました。
本日,義務教育学校として初の,平成30年度,第1回東山泉小中学校卒業証書授与式を挙行するに当たり,早朝よりご来賓,保護者の皆様にご列席を賜りましたことを,高いところからではございますが,心よりお礼申し上げます。有難うございます。 東山泉5期生89名の9年生の皆さん,義務教育の卒業,おめでとうございます。皆さんは東山泉5期生であり,また義務教育学校の初代卒業生でもあります。 5年前の開校4月に,皆さんは5−4制施設併用型小中一貫教育校の初代5年生としてスタートしました。他に例のない施設併用型。本来はリーダーとなる6年生がいない西学舎で,その西学舎のリーダーとしてスタートすることに,少なからず不安を抱きながら開校を迎えたことと思います。 初代の9年生は,体育大会で当時の5年生である皆さんに主役の座を譲り,献身的に支えてくれたことが今日の優しさに繋がっていることと思います。 東山泉にはこの開校5年の間に,日本全国の様々なところから学校視察に来られました。開校時に新聞の取材などを受けた記憶がみなさんにもあるのではないかと思います。5年を経てすごくうれしい言葉をもらいました。 それは,今年度の研究報告会に,9年生が来校された方々から直接質問を受けて,自分の言葉で応えるという取組を行った時のことです。全くのシナリオなしの状態ですから,さぞかし緊張したかと思いきや,皆さんの対応は, ・東学舎と西学舎で繋がっているので,小学生のときから9年生の姿を 見て目標にしてきたので,7年生になったときも「ギャップ」を感じ なかった。 ・グループで学習する方が楽しい。聞いているだけで終わるのは物足り ない。自分の言葉で口に出して言えるので,その分考えるようになっ た。 というものでした。 それに対しいただいた来校者のコメントは ・子どもたちの姿を見て,東山泉小中の先生方が取り組んでこられてい る成果を感じました。子どもたちが,自らの成長を感じ学校の良さを 語れることは,本当に素晴らしいと思いました。 ・小中一貫を通して,子どもたちが大きく成長しているということを強 く感じました。小中の垣根をとり払い,リーダーシップを伸ばした9 年生たちの姿に感動しました。小中一貫教育のイメージ・キーワード がとても印象に残りました。 ・来てよかったなと思える研究報告会でした。この学校で働いてみたい とさえ思ってしまいました。 というものでした。 「この学校で働いてみたいとさえ思う」というコメントは,その学校の校長冥利に尽きるものです。これはまさに9年生の姿を見て,このような生徒を育ててみたいと感じられたからだと思います。 そのような9年生の姿をみて育った後輩たちは,間違いなくその精神を受け継ぎ,さらに後輩に伝えることができるように成長してくれるでしょうし,素晴らしい伝統にしていってくれると確信しています。 大学入試制度の改革という言葉を聞いたことがありますか?2020年から今の大学入試センター試験が変わります。今の高校1年生の学年から対象になりますから,まさに皆さんの年代に関わる話です。 文部科学省は、大学入学者選抜について「多様な背景を持つ受検者一人一人の能力や経験を多面的・総合的に評価するものに改革すること」「今後、各大学の入学者選抜方法を、『学力の3要素』を多面的・総合的に評価するものへと転換することが必要」としています。「学力の3要素」とは、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を指します。 従来の入試は、3要素のうち「知識・技能」が重視されてきた側面があり、多面的・総合的な評価になっていないことが指摘されています。今後は、3要素をいずれかに偏らず評価すること、そのために多様な選抜方法を実施することが一層求められていくことになりそうです。「思考力・判断力・表現力」をより重視した「大学入学共通テスト」が導入されるのもそのためです。 まさに,みなさんがこの東山泉で身に付けたことが活かされることになります。 先ほどの9年生のコメントをもう一つ紹介します。 ・コミュニケーション力は社会に出てからも大切だからもっと身に付け たい。東山泉で学んだおかげで,入試の面接では緊張はするかもしれ ないが自分の言葉で答えることに不安はない。 この言葉を聞いて,あと47日後から始まる新しい元号の時代に,その中心となって活躍できる予感がします。 この5年間のみなさんの成長を喜ぶとともに,その成長を支えてくださった地域・保護者のみなさんに感謝するとともに,是非とも,その成長にずっと寄り添ってくれた教職員,とりわけ9年生の学年団への感謝の気持ちも忘れないでください。 今日で9年間の義務教育が修了します。東山泉での学びは今日で終わるとともに,東山泉の標準服に守られる時が終了します。この先は自分が選んだ高等学校や大学,そして,社会という場に出て自分で自分の道を切り拓いていかなければなりません。その,自分が選んだ新しい道にはぜひとも「さらに,いそいそ」向かってくれることを願っています。 結びになりましたが,保護者の皆様,お子様のご卒業おめでとうございます。今日,義務教育を修了され,東山泉小中学校を巣立って行かれますが,これからも多くの知識を得て,何ができるようになっていかれるのか,その成長を楽しみに見守ってまいりたいと思います。今日までの本校の教育活動にご理解とご支援を賜りましたこと,感謝申し上げます。 それでは,これから東山泉での出逢いを大切にし,学び続ける気持ちを持ち続けてくれることを祈念しつつ,卒業生の皆さんの前途を祝福し式辞といたします。 平成31年3月15日 京都市立東山泉小中学校 校長 今津 敏一 平成31年1月
本年もよろしくお願いいたします
人権尊重街頭啓発活動
昨日,日吉ケ丘高校におきましてPTA東山支部「平成30年度人権尊重啓発活動事前学習会」として,日本生命保険相互会社のアンガーマネージメントファシリテーターであられる大浦 豊弘氏を講師にお招きし,〜親子をつなぐアンガーマネージメント〜と題した研修会に参加しました。
アンガーマネジメントとは「怒る必要のあることは怒れ,怒る必要のないことは怒らないようになること」だそうで,保護者の方々はそれぞれに,各家庭での自分の子どもに対する言動を振り返り新たな発見をされていました。中には「反省しないと〜」という声も・・・ 講習会の後は,東山泉の分担は東福寺駅前で街頭啓発活動を行いました。 PTA役員の方々の協力の元,しっかりと啓発することができました。 衝撃的な光景を観て・・・
台風で延期されていた4年生の花背山の家での宿泊学習を27日・28日の1泊2日に縮小する形で実施しました。延期されたのはもちろん台風の影響で施設の使用が不可能であったり道が通行止めであったりの原因があったのですが,今回復旧したことにより実施することができたのです。
しかし・・・ 衝撃的な光景に出くわしました。 1995年1月に阪神・淡路大震災があり,その年の5月に行く予定だった長崎への修学旅行へ行くことができるか?東京方面に変更するべきか?悩んだことがありました。しかしその場所を見ることにも意義があるのでは?とあえて長崎を選び,ビニールシートで覆われた神戸の家々の屋根を見たことを思い出しました。 花背へ向かう前,鞍馬で地元の方に「山の風景が変わりました」というお話を聴き,車を進めていましたが,鞍馬神社も鞍馬温泉も見事な紅葉・・・ ところが一たび山道に入った途端,つい先日まで通行止めだったことがうかがい知れるような悲惨な状態。なぎ倒されている大木・大木・大木・・・ 根っこからもぎ取られていました。 恐らく今回のことが無ければ伐られなかったであろう大木・・・ 退所式で4年生の児童に帰り道に「このタイミングで自分の目でこの倒木している状態を見ておいてください」と宿題にしました。「1泊2日に縮小されたとはいえ実施できたことの喜びを感じて欲しい」と伝えました。自然災害の怖さを痛感した宿泊学習でしたが,その中で体験できたこの4年生の心にはしっかり刻み込まれたことと思います。 見事な粘りに感動です
いろいろな面で開校してから自分たちで歴史と伝統を積み重ねてきてくれている本校の児童・生徒ですが,本日また新たな伝統の継承を見事な粘りで果たしてくれました。
途中まで4位と劣勢ながら一時期は1位に躍り出るのでは?くらいの勢いで一気に2位まで追い上げ,最後20秒の差はつけられましたが見事に本大会の出場権を獲得してくれました。 これまでの練習の中で培ったもの,先輩たちが託してくれた想い・・・ そしてまた,後輩たちの新たな目標となる先輩となってくれたことに慶びを感じています。 応援に駆け付けて下さった保護者の方々,走路員としてお手伝いいただいたPTA役員の方々本当にありがとうございました。 また2月10日の本大会に向けた新たな挑戦が始まります。 下京・東山支部合同遠足 (植物園)
最近の行事で悩ませられ続けてきた天候ですが,これほどの快晴の中で実施できることをとても嬉しく思えた,育成学級の合同遠足で植物園に行ってきました。
台風の影響で,たくさんの樹が倒れたり,危険な個所があったりで「立ち入り禁止」のテープが至る所に貼られていたのが印象的でした。 7つのグループに分かれてオリエンテーリングを行い,グループで協力しながらチェックポイントを探して探して・・・。見事に全部のグループがすべてのチェックポイントをクリアすることができました。日頃,顔を合わさない他校のお友達とも仲良くなり,昼食後は芝生に寝転がったり,鬼ごっこをしたり,遊具で遊んだりと目いっぱい楽しむことができました。 お弁当をみんなとても自慢し合って,全員が見事に完食!ごちそうさまでした。「帰ったら,作ってくれてありがとうって言おうっと・・・」と口々に言っていましたが,さて??? PTAコーラス交歓会
20日(土)に下京・東山支部PTAコーラス交歓会が洛央小学校で開催されました。夏休み前から文化教養委員さんを中心に練習を重ねたコーラスの発表の場となりました。各校それぞれ工夫を凝らした発表がされました。
本校は「Hero」と「やさしさに包まれたなら」の2曲を発表しました。練習の成果が発揮された良い発表となりました。長い間練習に取り組んでいただきありがとうございました。また,指揮・伴奏ともにご苦労様でした。 この歌声は,11月4日(日)の芸術の泉でも披露していただきますので,是非お楽しみに・・・ 世代交替着々と
種目によってはすでに秋の新人戦がスタートしています。
この土日にはハンドボール部が予選リーグを戦い,男女とも順調に先に進んでいます。 また昨日,地域の洛東園祭りの毎年恒例となっているオープニングの演奏に吹奏楽部が参加しました。吹奏楽部は文化祭での講演で9年生が引退し,初めての新体制での出演となり緊張感が伝わってきました。 でもお年寄りや職員の方々が「赤とんぼ」や「七つの子」を一緒に合唱され,とても笑顔に包まれていたのが印象的でした。 こうして,新チームとしてスタートし,伝統を引き継いでくれることを嬉しく思います。 さて,明日は児童生徒会役員選挙です・・・ 台風一過のある光景
台風24号の影響を心配していましたが,幸い西学舎も東学舎も目立った被害はなく,今回も少し木々の枝が風で折れたり,葉っぱや成りかけのドングリが色づくまでに落下した程度で済んだことにホッとしています。
写真は,昼過ぎに撮った校門付近の写真です。見た通り何事もなく本日の学校生活を送れています。しかし,大型だった台風24号です。それまでは「これまで経験したことのない」という表現がされていましたが,今回は「過去に例を見ない」という表現が使われていたのが印象的でした。もちろんその影響があり東学舎の校門を入ってからの坂道は両サイドに落ち葉が敷き詰められたような状態だったのです。 それを見越して早めに出勤してくれた教職員の素早い行動で,児童生徒が登校するまでに写真のような状況に整えることができ,子どもたちも安心して登校することができました。 実は,この光景は前回の21号の時にも見られたことなのですが,今朝は少し違ったことが・・・。今朝はこういう状況になっているのでは?と予測した9年生が,前回の時は自分一人だったのですが,今回は友達を誘い二人で早くから登校し自主的に教職員と一緒に掃き掃除をしてくれているのです。 本校でアンケートを取ると,いつも自己肯定感の項目が低いことが気になっているのですが,このような行動ができるところから,東山泉の児童生徒がしっかりと育ってくれていることを実感させてもらいました。 |
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