最新更新日:2020/03/27 | |
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そったく3月号より
オリンピック
三週間近くに渡り繰り広げられてきた平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)が閉幕しました。日本代表の選手たちは、数々の感動と、史上最高のメダル数を日本に届けてくれました。 大会二連覇の偉業を成し遂げたフィギュアの羽生選手。ノルディック複合銀メダルの渡部選手。ソチでの悔しい思いを乗り越えスキージャンプ競技で銅メダルに輝いた高梨沙羅選手。全世界のアイドル的存在となったカーリング娘は、最後の歴史的銅メダル獲得に最高の視聴率を獲得したそうです。 そうしたたくさんの感動の中でも、私はスピードスケート五〇〇mの小平奈緒選手と韓国の李相花選手の固い友情に最も感動しました。 五輪二連覇中で世界記録保持者の李選手を目標に、切磋琢磨してきた小平選手が、五輪新記録で金メダルを獲得した後、「あなたに学ぶ事が多かった」と李選手に駆け寄り、互いが肩を抱き合う姿は、これこそが今大会最高の金メダルだと感じさせました。 慰安婦問題や領土問題で何かと仲違いしがちな日本と韓国。しかしスポーツは政治を超え、ライバルは蹴落とす存在では無く、高めあう大切な仲間であるというオリンピックの神髄を全世界に向けて発信してくれたようで、心から誇らしく、うれしく感じました。 周山中学校も、先輩から後輩へと受け継がれてきた素晴らしい伝統が数々存在します。体育祭・文化祭・音楽祭の三大行事を筆頭に、互いを尊重し合い、上の者が下の者への良き手本となって、あるべき姿を身をもって示す。そのよき伝統をさまざまなところで垣間見る事が出来ました。 一貫校へ そうした本校も、いよいよ小中一貫教育校として生まれ変わる日まで、あと二年となります。 本年度は、一貫校になる最大のメリットである、一〜九年までが共に学ぶ中で得られる人間性の醸成、中学校教員が小学校高学年に専科教育を行うことによる学力の伸長を、少しでも今の子ども達に実践していきたいと考え、可能な範囲で京北全児童・生徒が集まる合同行事を行いました。 また以前より行ってきた図工・音楽に加え、今年度は英語科でも中学校教員が三小学校に訪問し授業を行う実践も進めて参りました。 来年度は、小学校ではじまる道徳の教科化や英語科授業の開始、三十二年度からの学習指導要領の改訂全面実施に向けて、さらに三小学校と連携し、一貫教育の取り組みを進めて参りたいと考えております。 三年生のみなさんへ 三年生のみなさん、ご卒業おめでとう。 君たちと過ごした二年間、君たちからはどんな時にも顔を上げ、前を向き、折れることなく邁進していくエネルギーを感じました。 いざさらば雪見にころぶ所まで これからもその心意気で自らの人生と、京北の未来を切り拓いていってくれる事を心から期待したいと思います。 |
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