京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2021/03/25
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校訓「なかま」「夢」「成長」 教育目標「未来を創造し たくましく生き抜く力の育成」

「今日の一冊」

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 今日、皆さんに紹介するのは「怪談(Kwaidan)」です。作者の小泉八雲(本名:ラフカディオ・ハーン)はギリシャ生まれのアイルランド人で、19歳でアメリカに渡りいろいろな職業を経験した後、文筆の才能を生かして新聞記者になりました。そして、1890年に雑誌社の特派記者として来日した後、島根県松江尋常中学校・師範学校の英語教師となりました。暇を見つけては熱心に古い日本を訪ねて山陰各地を歩き回り、知識を集めそれを書き付けていきました。作家、教育者、ジャーナリストでもあり、日本文化の紹介者として知られています。
 1904年に出版された「怪談」に収められている話は自らがその序文で述べているように創作ではなく、ほとんどが日本の古典や中国の説話からの再話・翻案であり、皆さんがよく知っている「雪おんな」のような「ある農民から、土地の伝説として聞かされた話」に基づく語り直しもあります。日本各地に伝わった伝説や幽霊話から独自の解釈を加えて情緒豊かな文学作品として「むじな」「ろくろ首」「青柳のはなし」など17編の怪談と3編の随筆を収める「虫界」の2部から構成されていました。今回皆さんに見てもらうのはいろいろな作品集から「小泉八雲怪奇短編集」としてまとめられたものです。
 記録的な「9月猛暑」が続く中、「土曜学習」にもたくさん参加し頑張っている生徒の皆さん、期末テストが終わったら、豊かな感受性と研ぎ澄まされた五感力で日本の美しさを見出し、発信した小泉八雲の世界も楽しんでください。

「備える」

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 9月1日を「防災の日」、その日を含む1週間を「防災週間」(今年は8月30日〜9月5日)と定め、政府・地方自治体等による避難訓練など災害時を想定した訓練が広く行われます。これは、大正12年(1923年)に起きた関東大震災(9月1日午前11時58分、伊豆大島付近を震源地としたマグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東一帯を中心に死者・不明者14万人以上の大きな被害のあった地震)の教訓を忘れないということと、9月1日ころが立春から数えて210日目つまり「二百十日」にあたり、このころは日本に台風がやってくることも多く、台風への心構えの意味合いも含めて昭和35年(1960年)に制定されました。
 新聞に拠りますと、昨日行われた東海・東南海・南海の巨大地震が同時に発生したと想定した政府の総合防災訓練に、35都道府県で約68万人が参加したということです。
 いざという時に備えて、避難場所の確認や非常持ち出し袋(中身は一人で持ち出せる最低限のものを、また、気付いた時には必ず使用期限などを点検し交換する。)などを用意しておきたいものです。

 ※台風が日本に近づく時期でもあり、学校での「台風に対する非常措置」については、学校ホームページの右下「学校だより」の項目に掲載していますので、再度ご確認ください。

「合同授業研修会」へのご協力のお願い

 8月24日付けの配布物でお知らせしておりますが、本日、午後から右京支部中学校・総合支援学校の教員の「合同授業研修会」を開催いたします。
 右京支部12校の中学校・総合支援学校の教員がそれぞれ教科・担当ごとに分かれ、各学校を会場にして指導力の向上を図るために、公開授業と研究協議会を行います。
 本校では、本日の公開授業はありませんので(11月に予定)、全学年とも昼食終了後、放課となり下校いたします。昨日より前期期末テスト1週間前に入っており、生徒には家庭でのテスト勉強の時間として活用するように指示いたしますので、家庭学習にご協力ください。
 教員の指導力向上により生徒に確かな学力をつけ、生徒の良さや可能性を伸ばすことに役立てていきたいと考えておりますので、趣旨をご理解いただきましてご協力いただきますようお願い申し上げます。

「参加しませんか」

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 今日の新聞に「京都市の7、8月の最高気温と平均値」が掲載されていましたが、8月23日の37.5度を今期最高として盆明け後も猛暑日が続き、この厳しい残暑が9月半ばまで続く可能性があると伝えています。これからも今しばらくは、日中の屋外での活動はもちろんですが、屋内にいても水分補給など体調管理には十分気を付けてください。
 さて、今年度から定期テスト前の休日に、生徒の皆さんが「確かな学力」を身につけるための一つの機会として、「土曜学習」を実施しています。この土曜学習では自校の先生方が主体的に関わる中で、皆さんに「学びの場」を提供することにより、学ぶ意欲を高めるとともに、基本的な学習習慣の確立を図ることを目的としています。
 6月に第1回目の「土曜学習」を実施しましたが、中体連の陸上競技の部の夏季選手権総合体育大会と重なり、参加することが出来なかった生徒の皆さんもいました。そこで、前期の締めくくりである期末テストに向けて、今回(9/4実施予定)の土曜学習にはたくさん参加してほしいと思います。

「教職員アンケート集計結果報告」

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 7月下旬に行いました本校教職員の学校評価アンケートの集計ができましたので、学校だより「もみじ太鼓」(8月25日号)でお知らせするとともに、学校ホームページ右下の「学校評価」の項目に掲載いたしましたので、ご覧ください。
 教職員アンケートは概ね良好な評価でしたが、気になる項目として「家庭学習が習慣化している」が挙げられます。昨年度実施いたしました学校評価に関する調査結果でも「家庭学習の習慣化」の項目については、評価が低かったということもあり、各教科でもその都度、意識して「宿題」を課題として出したりしていますが、基本的には「その日の授業の復習をする」ことは、中学生にとって毎日取り組まなければならない「課題」の一つであると考えています。日々の取組への指導も含めて、今後もさらに指導の工夫や改善を行い、現状に満足することなく努力を続けていきたいと思います。

「行く夏」

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 行く夏を惜しみつつ授業再開。33日間の長い夏休みが終わりました。夏休みといっても毎日のように多くの生徒の皆さんは登校して、学習教室、部活動、生徒会活動や学級活動など自主的な活動を続けていました。この夏休み中も、皆さんの中で事故や大きな怪我をした人はいなかったと聞いています。皆さんの元気な顔が見られて大変うれしく思います。
 今日の全校集会でお願いしたことをもう一度確認してほしいと思います。
 1つ目は、歩道設置のための道路拡幅工事(第1期)の最初の部分が完成し、工事中に仮設してあった「ガードレール」が山側に移され、ガードマンの方々もおられなくなったことです。それに伴って小学生の集団登校は元の山側を通り、中学生は以前のように川側(学校側)を登校してきます。路側帯のない部分もあり、車が皆さんのすぐ傍をたくさん通って行きますので、以前にも増して、登下校には十分気を付けてください。
 2つ目は、夏休みの課題をやり遂げるということも出ていましたが、学校や家庭での様々な場面で、毎日取組を続けることの大切さを強く意識してほしいということです。自分自身に課して取組を続けることは大変苦しいことではありますが、振り返って見た時に力を付けて変わってきた自分がそこにいるだろうと思います。中国古代のたとえ話「愚公移山(愚公山を移す)」の話を思い出して、「たゆまぬ努力を続ければ、いつかは大きな事業を成し遂げ得る」(広辞苑第5版)と、自分を信じて日々の取組を大切にしてください。
 前期のまとめである期末テストや学校祭を中心とした様々な行事を控えたこれからの時期です。いろいろな場面で皆さんの一人一人がもっともっと輝いてくれることを期待しています。

「挨拶」

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 「あいさつは しってる人とも しらない人とも なかよくなれる まほうのことば。さあ みんな こえにだして いってごらん。」
 これは新聞に掲載されていた「挨拶の大切さ」を呼びかける言葉ですが、小さな子どもたちにも親しんでもらえるように、おもしろいキャラクターたちが続いて登場していました。「おやすみなサイ」いつもパジャマ姿でおとなしく目を閉じている。お仕事は占い師。「さよなライオン」人を笑わせることが得意。お別れが寂しい時でも、面白くバイバイできる。「こんばんワニ」お仕事は天体観測。流星群が来ることがわかると、みんなに教えてくれる。以下、「こんにちワン」「ありがとウサギ」「ただいマンボウ」「おはよウサギ」…と続きます。
 小さなころから、日常の「挨拶」がしっかり出来るように、周りの大人たちが適切に対応することが大切ではないでしょうか。長年にわたって「安全登校指導」にご協力いただいている地域の方々は、朝一番から「おはようございます。」「大きな声でご挨拶しましょうね。」「止まっていただいた車の方にもご挨拶してね。」と登校班が来るたびに、声をかけていただいています。以前の全校集会で、「皆さん、家でも何かしてもらったら『ありがとう』ということが言えていますか。」と尋ねたことがありましたが、「何をしてもらっても家族だから『当たり前』ではなく、『有り難い』ことなのですから。」と。家庭、学校や地域の大人たちの積極的な働きかけによって「挨拶のできる」子どもたちは育っていくと思います。

「知足」

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 先日、外国からのお客様と一緒に、世界文化遺産に登録されている鹿苑寺(金閣寺)、龍安寺、二条城などを訪ねる機会がありました。日本三大祭である祇園祭から五山の送り火へと続く、夏の観光シーズンとあって大変暑い日でしたが、大勢の外国からのお客様を含む京都観光を楽しまれている方々で賑わっていました。
 龍安寺を訪ねた時に、有名な方丈の前庭では、「虎の子渡し」と呼ばれる石庭をたくさんの方々が腰を下ろして眺めておられました。解説に拠りますと「石の象、石群、その集合、離散、遠近、起伏、禅的、哲学的に見る人の思想、信条によって多岐に解釈される」枯山水は、やはり何かを感じさせてくれるものでした。しかし、一番心を惹かれたのは、方丈の北東に据えてある銭形の「つくばい」(茶室に入る前に手や口を清めるための手水を張っておく石)に刻まれている文字でした。写真にあるように中心の口を共有して上から時計回りに読んでみると「吾唯足知」(吾、ただ足ることを知る。)となります。これは、釈迦が説いた「知足のものは、貧しといえども富めり、不知足のものは、富めりといえども貧し」という「知足」の心を図案化した仏教の真髄であり、茶道の精神にも通じるものだそうです。また、この「つくばい」は徳川光圀の寄進とされています。
 夏休みの一日、外国からのお客様が来られたお陰で、世界文化遺産に登録されている所をいくつか拝見することができ、改めて京都の歴史の奥深さを肌で感じることができました。

「残暑」

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 「残暑お見舞い申し上げます。」
 学校閉鎖期間が終了し、早いもので33日間の夏休みも残すところ8日となりました。京都では、今夜行われる五山の送り火に続き、各地域での地蔵盆などが過ぎると夏休みも終わりを迎え、厳しい残暑の中、前期後半が始まります。
 今年の夏は気温が35度をこえる「猛暑日」が全国各地で続く大変厳しい夏となりましたが、生徒の皆さんは元気にこの夏休みを過ごしてくれているでしょうか。また、休み前の全校集会でお願いしました、長い休みにしかできないこと、楽しいことや毎日続ける取組など、やるべき課題にも積極的に取り組めているでしょうか。充実した夏休みにするためにも、今後もしっかりと自分自身を見つめて、日々の取組を進めてください。
 まだまだ本格的な暑さが続きますので、体調管理には十分気を付けてください。皆さんの元気な顔が見られる24日を今から楽しみにしています。

「夾竹桃の花」

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 「夾竹桃」は原子爆弾で被災した広島市で、原子爆弾により70年間(あるいは75年間)草木も生えないと言われた焦土に、いち早く咲いた花で、広島市民に復興の希望と光を与えてくれました。原爆犠牲者への慰霊の意も込めて昭和48年(1973年)11月3日(文化の日)、広島市の花に選定されました。
 キョウチクトウは6月から残暑のころまで赤や白の花を咲かせ、異国情緒のある忘れがたい夏の花の一つです。高温乾燥に強く、また大気汚染にも強いことから、都市の街路樹として緑化にもよく利用されました。中国で名付けられた「夾竹桃」という名前の通り、葉が竹のように狭く、花は桃に似ており、そのまま和名にもなりました。
 広島は今日、被爆から65年の「原爆の日」を迎え、中区の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれました。
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