京都市立京都堀川音楽高等学校

第13回入学式を挙行しました!

素晴らしい晴天と桜の花の下,本日10時30分より第13回入学式を挙行しました。コロナ感染拡大防止のため,今年も縮小開催となりましたが,76期生40名が,晴やかな笑顔で,「堀音生」となりました。

以下は,校長の式辞(抜粋)です。
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新入生の皆さん、入学おめでとうございます。京都堀川音楽高等学校 教職員一同、そして在校生一同、新入生の皆さんのご入学を心より歓迎いたします。

皆さんは、本校が昭和23年に「堀川高校音楽課程」として創設されてから数えて第76期生に、この城巽の地に移転新設され「京都堀川音楽高等学校」となってからは第13期生にあたります。多くの先輩方が努力を重ね、夢を現実のものとして来たように、皆さんもここで努力を重ね、自らの将来を切り拓いて行ってもらいたいと思います。私たち教職員一同は、皆さんの努力に、最大限の支援を惜しみません。

さて、皆さんが高校生活をスタートする今の社会は、決して喜びだけに満ち溢れているわけではありません。周囲を見渡してみると、緊迫する世界情勢や新型コロナウイルス感染症、気候変動や環境問題等、先が見えない不安は私たちに常につきまといます。

先行きの見えない不安があると人は前に進みにくくなりますが、そんなときに自分自身をしっかり保つには、大きな夢を持つことが大切だと思います。苦しい状況にあっても、自分の描いた夢を大切に、夢の実現に向かって、日々できることを精一杯やっていくこと、その積み重ねこそが不安に打ち勝ち、自分自身を成長させる方法なのではないかと考えます。

皆さんの夢は何ですか。心の中で思い描いてみてください。そしてその夢を現実のものにするために必要なことが何なのかしっかり考えましょう。自分の考えだけでなく、他の人の意見も参考に、今、ここでできることに取り組み、努力しましょう。

ここには全国でもまれな質の高い音楽専用のこのホールや多くのレッスン室、その他の施設、楽器類があります。それらは、ここで音楽を学ぶ皆さんが、夢をかなえるために、そして将来、京都はもとより、日本で、世界で活躍し、その音楽を通じて多くの人々に感動を与え、その心を癒し、励ましてくれることを期待して、京都市民の皆さんが、私たちに託されたものです。

人は期待され、場を与えられると成長します。皆さんに向けられている期待の大きさを感じ、日々の学習や練習に励んでください。毎日に適度な緊張感を持ち、できる精一杯のことをやっていきましょう。また、今日、皆さんの周りには一緒に入学した仲間が、保護者の皆様が、2年生、3年生の先輩が、教職員がいます。辛くなったり、苦しくなったりした時には、期待して下さる人や同じ音楽を志す仲間がいてくれることを思い出してください。皆さんは決して一人ではありません。ともに前に進んでいきましょう。

76期生のみなさんが、音楽を深く愛し、自分の中にある無限の可能性を信じて、前を向いて、あらゆる困難に積極的に挑戦していってくれることを心から願い、式辞といたします。

令和4年4月8日
京都市立京都堀川音楽高等学校 校長 北村 光司



【校長室から】 2022-04-08 20:03 up!

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