京都市立砂川小学校

更なる「育ち」に向けて

 10月になり,朝晩と涼しくなり,秋らしい過ごしやすい季節となってきました。「○○の秋」とよく言われますが,秋と言えば何をイメージしますか。食欲の秋,スポーツの秋,芸術の秋など,色々な言葉が思い出されますが,ぜひ「読書の秋」を楽しんでほしいと思います。
子ども時代の読書は,言葉が豊かになる,知識が増える,感じる心・考える力を育てるなど様々な理由が挙げられますが,私が読書の大切さについて考える時に心に浮かぶ言葉があります。(下記)
人として豊かに生きるために,人生を深く生きるために大切な読書の素晴らしさを伝えてくれる言葉です。砂川小学校の子ども達もこの秋,いろんな本の世界にふれ,想像の翼を広げたり,自分をみつめたり,他人への思いを深めたりして,成長してほしいと願っています。

さて,先日4年生は,三重県奥志摩地域にある「みさきの家」へ宿泊学習に行ってきました。台風接近による影響を心配しながらも学習活動が実施できました。特に,2日目は海辺まで行き,強風による高い波を見ながら自然の猛威を感じました。
二泊三日の宿泊を伴っての集団生活の経験は,子どもたちに自信と成長を与えてくれました。子どもたちの様子から一つ一つの活動がとても楽しく,とても貴重な経験であったと実感しています。活動と共に,とりわけ重要なのが『集団で行動する』ことです。集団で行動,活動する中に仲間を意識し,気遣い,言葉に表したり行動に移したりすることの難しさと共に,それを乗り越えて協力できた時の喜びと素晴らしさを身をもって感じ取ってきました。この学びこそ重要であり,今後の学校生活に活かしていくべきものと考えています。
さて早いもので,10月に入りました。一年の折り返し点になります。学校教育目標『自ら学び 自らを鍛え 「絆」を大切にする 砂川の子』の具現化に向け,立ち止まって振り返る節目であると考えます。4月からこれまでのお子たちの学習面や生活面における成長や成果をともに喜び,今後に向けての課題を学校とご家庭とが共有することで,子どもたち一人一人の更なる「育ち」を見つめていきたいです。



【校長室から】 2019-10-07 11:34 up!

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