京都市立稲荷小学校

【6年】京の匠 〜蒔絵体験〜

京都の伝統工芸に対する理解を深めるために,伝統工芸品を製作する技術者の皆さんが教室に来てくださり,その卓越した技術を指導してくださり体験できる「京の匠事業」が行われました。本当は,この日に予定されていた自由参観日で保護者のみなさんにも見て頂ければよかったのですが,コロナウィルス感染拡大予防のため参観が中止になりました。

まずは,ひとりに一枚ずつ立派なお盆と絵のサンプル,絵筆と染料をいただき下絵の練習描きをしました。図工で使う絵具とは一味ちがった粘りと,細長い筆の独特なコシに『難しい!』と声があがりますが,だんだんと慣れてきて『みてみて,いい線描けた!』の歓声に変わります。練習が終われば,いよいよお盆に本番描きです。『わあ〜,緊張する!』『息とめて描こう!』などと言いながら,黙々と筆を運びます。絵の好きな子が多いクラスなので,匠の技術者の方も「うまいなあ!明日から来てもらおうか!」とスカウトされる子も・・・。線描きが終われば金粉をまぶして光沢をつけ(ここが蒔絵の「蒔く」の語源とも言われています。),色付けに入ります。それぞれの好きな色味を考えて丁寧に塗り上げました。一日乾燥させて,明日持ち帰りますので,またご家庭でお話を聞いてみてください。



【6年】 2021-02-17 17:01 up!

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