京都市立稲荷小学校

これは,なんでしょう?

 みなさんは,写真の用具を見たことは,ありますか?

 これは,メトロノームと言います。稲荷小学校にあるメトロノームは,黒くてちょっとおしゃれな感じです。
 
 メトロノームは,一定の間かくで音を刻み,楽器を演奏したり練習したりするときに,テンポ(曲の速度)を合わせるために使う音楽用具です。楽譜の左上に,♩=112〜120 などと書かれているのを,見たことがありませんか?これは,1分間に♩(四分音符)を112〜120拍打つということを,意味しています。

 メトロノームは,振り子の原理を応用して作られています。(振り子については,5年生の理科で習います。)メトロノームは,おもりがついた振り子の腕が左右に振れる度に,「カチッ」という音が出るようになっていて,この音によって演奏のテンポを合わせます。2拍ごと,3拍ごと,4拍ごと,6拍ごとに小さな鐘などを鳴らす機能が付いているものが,多いです。
 
 そして,なんとこのメトロノームを音楽家で一番最初に利用したのは,かの有名なベートーヴェンだと言われているんです。
 習い事でピアノなどをしている人は,家にメトロノームがあるかもしれませんが,見たことがない人は音楽室にありますので,ぜひ実物を見に来てくださいね。



【音楽の広場から】 2020-06-01 17:36 up!

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