京都市立養徳小学校

養徳小学校の教育

令和4年度 養徳小学校の教育
〜 一人一人の子どもを大切にする「養徳教育」の推進 〜
〇自ら学び,確かに表現する子の育成       【学   力】
〇自分も人も大切にし,共に成長できる集団の育成 【人   権】
〇きまりやルールについて考え,自ら判断できる子の育成【豊かな心】
〇健康に関心をもち,より良い生活を実践できる子の育成【心と体の健康】

<めざす子ども像>
〇学ぶ楽しさを知り,学んだことを確かに表現する子 【学  力】
〇互いの得意不得意を認め合い,誰かの成長を一緒に喜べる子【人  権】
〇きまりやルールの意味について考え,自ら判断できる子 【豊かな心】
〇心と体の健康に関心をもちより良い生活を実践できる子【心と体の健康】

【教育理念】
 養徳小学校は,教育活動全般において『子どもの「いのち」(心と体)を守りきる』という最優先事項に全教職員一丸となって取り組んでいく。
子どもの安全を確保し,子どもたちが安心して学べる環境を整え,確かな学力の定着を図っていく。そのため,全教職員が共汗・協働しすべての力を結集して教育活動を展開する。そして,「安心・安全で,居場所のある学校」として,子どもたちが心穏やかに登校し,満足して下校できる活力ある学校を構築していく。
 活力ある学校とは,安心・安全を基盤に,子どもたちが自らの成長を自覚し,友達の成長も一緒に喜べる,ここに集う者みんなが成長できる学校だと考える。主体的に探究活動ができる「子どもにとっての必然性」を大切にし,規範意識・自尊感情の醸成や仲間と協力し合う体験活動を通して,子どもが「将来に夢をもち,なりたい自分になれるために」生き生きと励めるよう取組を進める。
活力ある学校創りには,全ての教職員がその責務と立場を自覚し,確かなビジョンと力量を持って,学校としての組織力を強化させることが重要である。そのためには,個々の課題への取組だけでなく,PDCAサイクルやOJTを活用し,組織としての活性化を図っていく。

1 目指す子ども像の具体化
○学ぶ楽しさを知り,学んだことを確かに表現する子 
・しっかり聞き,しっかり話す子
・課題に合った学び方を知り,目的に合った伝え方ができる子
・伝えること,教えることで自分の学びを確かにする子
〇互いの得意・不得意を認め合い,誰かの成長を一緒に喜べる子 
・自他の「いのち」と人権を大切にできる子ども
・自他の頑張りを認め,一緒に喜べる子ども
・友達と協力して取り組める子ども
〇きまりやルールの意味について考え,自ら判断できる子
・きまりの意味を知って行動できる子ども
・きまりが無いことも,何が大切かを自分で判断できる子ども
・マナーを大切にできる子ども
〇心と体の健康に関心をもち,より良い生活を実践できる子
・基本的生活習慣に関心をもち,実践できる子ども
・運動やスポーツに親しめる子ども
 
2 目指す教職員像
○一人一人の子どもの安全と学びのために,共に汗して働く教職員
○子どもを一人の人として尊重し,一緒に悩み考える教職員
○それぞれの専門性を高めるべく学び続ける教職員

3 学校教育目標の具現化に向けて
 ― 主体性と社会性を育む教育活動の構築 ―
(1)人権尊重の精神の育成と安全管理・安全教育の充実
〇全ての教育活動の中で,全児童の安全と人権を守りきる。
〇「いのち」(心・体)を大切にするために,自ら考え判断し行動できる力を育む。

【安全管理・安全教育の徹底】
・養徳水泳指導マニュアルを基に,安心・安全で楽しい水泳指導の実施
・安全管理・安全指導の徹底と計画的な実践
・安全教育(交通安全・生活安全・災害安全)の充実
・避難訓練の充実(火災・地震・不審者)と保護者や地域との連携(小小・小中)
・食物アレルギー対応マニュアルの検証と保護者との連携
・緊急時対応マニュアルの検証と発信。研修・公開実地訓練の実施
・教職員の危機管理意識の向上に向けた理論研修・実地訓練の充実
 
【人権教育・生徒指導・道徳教育の充実】
・「ありがとう・ごめんなさい」を含めて,挨拶できる子の育成
・しっかり聞き,しっかり話すことでお互いを大切にすることを日常化する
・いじめのない学級づくり。学校体制として「見逃しのない観察」「手遅れのない対応」「心の通った指導」を進める。(アンケート・クラスマネジメントシートの活用)
・しなやかな道徳教育の実践を推進する。
・規範意識の育成,自尊感情の醸成
・児童に寄り添いながら,その背景・要因を探り,児童理解・課題解決のための方策を模索していく。(組織としての共通認識と連携)
・LD等通級指導教室や育成学級の取組との連携・情報の共有化・指導法の工夫
・教室の整理・掲示場所等の工夫。教育の構造化
・不登校の未然防止と学校復帰を目指した組織的なきめ細かな対応・温かい支援
・積極的な家庭訪問による児童理解と保護者との連携
・児童を呼び捨てにしない。「…さん」付け
・3Mで(任せて・待って・認めて)育てる。子どもとの信頼関係
・個々の課題に合わせた学習支援
・社会性・コミュニケーション力の育成
・児童会活動の工夫・充実(高学年のリーダー性育成・異年齢集団の関係づくり)
・清掃時間のていねいな指導・子どもとの協働  
・常日頃からの教室や廊下の整理整頓と安全点検
                      
(2)確かな学力の定着を目指して
〇学習規律のある集団づくり(しっかり聞き,しっかり話す)
○学力向上に向けて各調査の分析
(全国学力学習状況調査・京都市学力定着調査・ジョイプロ・プレジョイプロ)
○基礎的・基本的な知識・技能の習得,それらをアウトプットすることで確かな定着を図る
・帯時間(ベーシック学習での反復と継続)の確実な実践
〇学びの構造化
 板書; 学習の終盤にはその時間の活動や子どもの学びが確認できる板書
 めあて(学習課題)の提示・学習の流れ・学習活動・めあて(学習課題)に応じたまとめ・振り返り
○子どもが必然を感じる単元構想の工夫(探究活動を通した主体的・対話的で深い学び)
・子どもが学習の必然を感じる魅力ある単元を構想する
※つけたい力を明確にし,発達段階や教育的意義を考慮して単元を構想する
※カリキュラムマネジメントの視点をもって,学習効果が効果的に身につくよう計画する
※地域の中から価値の高い探究課題を見つけ,子どもが必然を感じやすくする
→社会に開かれた教育課程の一つとして
○対話を通して学び合う 学習集団の育成
・問題解決を図る学習や探究活動の充実 
・45分の学習活動において,子どもの発達段階も考慮しながら言語活動の場を毎時間設定する。
〇学び方を学び,目的にあった伝え方で伝えられるように
・GIGA端末の活用
・言語活動の工夫
○図書館活用の充実  
・読書100冊マラソン奨励
・教科学習での計画的な図書館活用(調べ学習)

(3)心身ともに健康に生活する力の育成
・早寝・早起き・朝ごはんの奨励
・食育の推進
・体力向上に向けた取組

(4)学年母体としての取組(学年会の日の設定)
・学年主任を中心に連絡・相談を密にして,京都市スタンダード・関連単元配列表・週案を基に,学習指導内容・評価・計画の進捗状況を揃えておく。
・掲示物や児童の作品に,学年としての教材研究・教材準備の跡があらわれる指導を行う。
・学年としての校内研究・生徒指導の実践
 
(5)地域ぐるみの教育の推進
・学校運営協議会を核にした教育活動の充実
・各種団体や専門機関(消防署・警察署・児童相談所等)と連携した学習・研修の実施
・学校評価を活かし,成果と課題を明確にした実践
・保幼小中大の情報交換や連携によるきめ細かな育成支援と指導力の活性


【学校教育目標・経営方針】 2022-04-13 09:28 up!