京都市立大原小中学校

8月6日晴れ そこで人々は生きている

 本日8月6日は「原爆の日」である。
 1945年8月6日に、広島市の上空で炸裂した原子爆弾は、爆心地から2キロ圏内の市街地をほぼ焼き尽くした。「75年間草木が生えない」と言われた街は、同じだけの年月が経ち、復興してきた。

 戦争による犯罪は、人の命や家族、そして人々の夢や将来を奪ったことだと思っている。そして、昨今の「伝える」活動は、戦争によって人々の日常生活が喪失されたことを訴えていると聞く。
 本日平和記念式典が行われた平和記念公園も原爆投下の直前までは、商店があり映画館もあり人々が日常生活を送っていた街だった。戦時下でも、人々はささやかな幸せを願い、喜びを感じて日常を過ごしていた。それが一発の原爆で無くなった。「日常生活が奪われることが戦争です」
 今年はコロナ禍の中での8月6日、まだまだ日常生活が送られない日々が続く。
 今日は戦争への憤りと日常生活のありがたさを感じる日にしていきたい。(文責:校長)



【校長室から】 2020-08-06 17:01 up!