京都市立大原小中学校

朝,ローラーの音が響いていた

「朝,ローラーの音が響いていた」         文責:校長

 職員朝礼が始まる前, 校長室にいると いつもローラーの音が聞こえる。 ソフトテニス部の放課後の練習のために, 朝からコート整備しているローラーの音だ。 今日の当番は誰だろう。 少ない人数で毎朝毎朝その日の当番が ローラーを引いていた。 朝の静けさの中, ローラーの音が響いていた。
 いよいよ9年生の最後の大会が始まる。 明日土曜日の大会に出場するのは,9年生の女子2人, そして9年生の男子と・・・・。 この学年の男子部員は3人(奇数)だったため, 彼の公式戦はずっとオープン参加だった。 それでも彼は腐らず,ずっと勝ってきた。 しかし,勝っても次の試合はできない。 去年の春,新入部員が入らなかった。 一年間,また,オープン参加だった。
 そして今年の春,待望の新入部員が入った。 即席ペアだったが,春の大会1勝を得た。 やっと次の試合ができた。 そして夏, 最後の公式戦。 彼とペアを組むのは春と同じ7年生の男子。 どうかどうかどうか,勝ってほしい。 どうかどうかどうか,2つ勝ってほしい。市内大会に進んでほしい。 大原のみんなには, どうかどうかどうか,応援で勝たせてほしい。 大原から,それぞれの自宅から,そして大会会場から。 精一杯応援してほしい。
 来週金曜日は1学期の終業式。 朝,ローラーを引くのも最後の1週間。 9年生にとっては最後のローラー引きになる。 その朝,市内大会に進んだ誇らしい姿で最後のローラーを引いていてほしい。 いつもいつも朝に聞いてきた,ローラーの音を響かせてほしい。
がんばれ!大原学院生!!



【校長室から】 2019-07-12 09:13 up!