京都市立大将軍小学校

読書のすすめ(1)

◆昨年,図書委員会の児童が,私のところへアンケート調査にきました。
「先生が子どもの頃の好きな本を教えてください。」
少し考えて,『太平記』と答えました。小学校高学年の頃,歴史の本をよく読んでいたのを思い出しました。六十歳に近づいた今でも,当時得た知識がしっかりと残っています。

◆本を読むこと,それは脳の活動をフル回転させる複雑な行為だといえます。小さい頃からの読み聞かせ,それは集中力や学ぶことへの好奇心を育み,親子の絆を深めてくれます。
「読み聞かせ」の主な効能として,
○親子の絆を深める   ○読解力がつく
○言葉が増える     ○知識が増える
○集中力がつく     ○文字を覚える
○想像力がつく     ○親も育つ
など驚くほどの学びの力を育んでくれます。

◆本校では,この読書について,地域の方々に支えていただいています。毎週火曜日には,読書ボランティアの方々に「朝の読み聞かせ」を開いていただいています。

◆しかし一方で,「読書ばなれ」の子どもが増えているのも事実です。いったいどうすれば,子どもは読書に向かうのでしょうか?お茶の水女子大学名誉教授の外山滋比古さんは,著書『ことばの教養』の中で示唆に富む次のようなことを述べています。
「読書を…おもしろそうだと思わせる必要がある。…それには,大人が自身,本に夢中になってみせなくてはならない。…子どもの読書ばなれは大人の読書ばなれを反映している。子どもは親の鏡である。」
さあ,今日から読書をはじめてみませんか。大人もご一緒に!


【校長室から】 2019-04-23 09:09 up!

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