京都市立紫野高等学校

Global Citizenship2〜「作成したいアプリのイメージをつかもう!」ユーザーインターフェース設計ワークその2〜

 こんにちは、GC教育部です♪
紫野高校の2年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship2」の様子をお伝えします!

 今日の授業では、MIT App Inventorを活用した探究の一区切りとして、ユーザーインターフェースに関する中間発表を行いました。

 今回の発表で大切にしたのは、アプリの見た目の美しさではなく、「設計図に込められた想い」です。つまり「誰の、どのような不自由さを、どう解決したいのか」という問いへの深いまなざしです。

 自分たちのつくるアプリが、どのような人に向けられていて、その人がどんな気持ちや状況で困っているのかを丁寧に想像し、なぜその機能が必要なのかを一つひとつ言語化しました。

 発表はワールドカフェ方式で行い、6つの講座すべての生徒が一堂に会して互いの探究を共有しました。どのグループにも講座担当の先生方や教育委員会の先生方が加わり、発表を聞きながら、鋭くも温かい質問やアドバイスをしてくださいました♪

 発表の場で見えたのは、生徒たち一人ひとりの「学びの芽」です。発表後、生徒たちからは、次のような声が聞かれました。

「何度も発表することで、自分が何を大切にしているのかが整理されていった」
「他の人からの質問によって、考えつかない新しい視点に気づくことができた」
「似たようなテーマでも、解決したい相手が違うことで全く別のアプローチがあるとわかった」

 このGlobal Citizenship2の授業のゴールは、アプリを完成させることではありません。むしろそのプロセスを通じて、“誰かの不自由さに向き合い、そこに自分の力で何ができるかを考え抜くこと”にこそ大きな意味があります。

「どうしてその人のことが気になったのか?」
「なぜその機能でしか解決できないと思ったのか?」

 そんな問いを掘り下げていく中で、生徒一人ひとりの心に眠る“探究の種”が、確かに芽吹き始めていました。

 次回からいよいよアプリ開発が本格化します。これからも、生徒たちの学びの旅路を丁寧に見守っていきたいと思います♪



【学校の様子】 2025-06-26 19:57 up!

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